チェリーの音楽幕府

音楽の話題が多いと見せかけてそうでもない

大貫妙子

大貫妙子アルバムレビュー 〜その7〜 (1999〜2005)

1990年の『New Moon』あたりから長い低迷期(個人的見解)に入った大貫さん。それを打破しようと前作ではかつての盟友坂本龍一と久々にタッグを組むも、低迷を打破するには至らぬ印象。音楽的な迷いの時期はまだ続くのだろうか? 21. ATTRACTION('99) 2年…

大貫妙子アルバムレビュー 〜その6〜 (1995〜97)

前作までの小林武史プロデュース3部作で売れ線路線を狙うも成功したとは言い難い。ここからどんな方向に舵を切るのか。 18. TCHOU('95) 前作までのポップな売れ線が失敗したことの反動か、ここでは一気にマニアック路線に振り切る。こうして考えると何かと…

大貫妙子アルバムレビュー 〜その5〜 (1988〜93)

それまでのヨーロッパ路線から脱却し、様々な音楽性に手を広げて試行錯誤を続ける時代に入った。 14. PURISSIMA('88) 前作でのギターポップなサウンドからここでは再びゴージャスなオーケストラサウンドに回帰する。しかも今作では徹底して生音にこだわり…

大貫妙子アルバムレビュー 〜その4〜 (1986〜87)

前作『Copine』を最後に長年に渡るパートナー坂本龍一から離れ、ここから多岐にわたる音楽路線を歩んでいくことになる。 10. Comin' Soon('86) 何故かこのアルバムだけサブスク配信されていない。当時結構好きでよく聴いていたはずなのだが、手持ちのCDを…

大貫妙子アルバムレビュー 〜その3〜 (1983〜85)

前作までのいわゆる「ヨーロッパ3部作」で世界を確立した大貫さん。これ以降は格別ヨーロッパにとらわれることなく、更なる幅を広げた独自のポップ路線を広げていく。 7. Signifie('83) 前作『Cliche』でついに本場フランスレコーディングを果たしついにモ…

大貫妙子アルバムレビュー 〜その2〜 (1980〜82)

78年の『MIGNONNE』発表後、2年間の空白期を経た大貫妙子は、それまでのイメージからガラリと変貌して復活した。ヨーロッパをテーマにした彼女の音楽性はその後そのまま彼女のイメージそのものとなり、ここから彼女の快進撃が始まる。 自分が彼女の音楽に初…

大貫妙子アルバムレビュー 〜その1〜 (1976〜78)

ユーミンのアルバム全てを聴き終わって、次は大貫妙子を制覇したいと考えた。 自分にとっては特に80年代は生活の中心にあったと言っても過言ではないくらいに聴きまくっていた大貫妙子だが、90年代以降はすっかりご無沙汰してしまっていたので、これを機会に…