チェリーの音楽幕府

音楽の話題が多いと見せかけてそうでもない

2月に読んだ本

しまった、もう4月も半ばではないか。まだ2月の読書日記やってなかったね。

3月分はまた近々。

椿山課長の七日間浅田 次郎
反日マスコミ」の真実西村幸祐
日本人が知ってはならない歴史若狭 和朋

椿山課長の七日間椿山課長の七日間
(2002/09)
浅田 次郎

商品詳細を見る

2月6日の日記で書いた映画の原作を読んでみた。

いかにも浅田次郎らしい人物設定と独白で、いわゆる泣かせどころは満載。

ストーリーは映画とは若干違い、特にラストシーンは全く別物だったんだね。

映画では今ひとつ描き切れていなかった、主人公の父親の果たす大きな役割が、原作を読んでようやく納得した。

それにしても、原作より先に映像を見てしまうのはやっぱよろしくないな~。

原作を先に読んで自分の想像力でイメージを作っておけば、そのあとどんな映像を見ても自分の中で消化出来るんだけど、映像が先だとイメージが固定されてしまって、どうしても読んでいて西田敏行伊東美咲の顔が浮かんで離れなかった。

そのせいなのか、確かに面白かったが、ほかの浅田次郎作品と比べてもう一つ深みに欠ける気がしてしまった。

★★★★

「反日マスコミ」の真実 (OAK MOOK―撃論ムック (126))「反日マスコミ」の真実 (OAK MOOK―撃論ムック (126))
(2006/11/10)
西村幸祐

商品詳細を見る

朝日新聞NHK、TBSなど、日本国内のマスメディアの「反日」というスタンスの異常さを告発する本。

普段からそういう視点でこれらのメディアをウォッチしている俺にとっては、そのほとんどが既に知っている内容だったが、それでもこうして一冊の本に列挙されるとクラクラ目眩がする。

ほら、朝日は今も現在進行形で、映画「靖国」の上映に圧力をかけただの事実をねじ曲げて、稲田朋美議員バッシングキャンペーンを総力上げてやってるよね。これって何年か前のNHK問題で安倍・中川両氏が放映中止の圧力を掛けたとかなんとかデッチ上げて叩いてたのと全く同じやり口だよね。もうだまされる人はあんまりいないと思うんだけどね。

それにしても田原総一朗は暗黒面に堕ちたな~。特に最近の「サンデープロジェクト」はヒドイね。

そんな朝日新聞を筆頭とする「日本のマスコミの異常さ」にまだピンと来ない、信じられない人にとってこの内容は衝撃的かもしれない。是非そういう人たちに読んで欲しい。

ただ、一部内容に品のない表現が見受けられ、それによって読む人によっては胡散臭く感じる部分があるんじゃないかともったいない気がした。折角いい事を書いていて内容についてはほぼ同意なのに、その点だけが残念。なので-1。

★★★★

日本人が知ってはならない歴史日本人が知ってはならない歴史
(2004/07)
若狭 和朋

商品詳細を見る

このタイトルは、「日本人に知られては困る歴史」という意味。

その名の通り、敗戦後、日本人の精神を弱体化させる為に教育やマスコミを使って巧妙に仕組まれた壮大な工作。それは大いに成功し、我々日本人は、戦前の我が国を徹底的に否定する事を教え込まれた。その為には、それを妨げる恐れのある様々な史実は意図的に隠され、またはねじ曲げられて伝えられるようになった。

そんな「日本人が知ってはならない歴史」が、ごく一部の良識ある人たちの手によって、ここ数年でようやく多くの日本人が知る事となってきた。

この国を守る為に文字通り「命をかけた」多くの先人たち。今、自分たちがこの現代に幸せに生きていられるのは、そんな多くの偉大な先人たちの尊い犠牲の上に立っている。

現代に生きる我々日本人は、その人たちに対する感謝の念を絶対に忘れてはならない。

★★★★