チェリーの音楽幕府

音楽の話題が多いと見せかけてそうでもない

週刊朝日が、

またやりやがった・・・。

ついに衆議院が解散した。

麻生総理はこの一年弱、本当によくやってくれた。

当初はすぐに解散するつもりだったのかもしれないが、未曾有の経済危機でそれどころではなくなってしまい、激しいバッシングの中、その責任を全うして経済対策に当たってくれた。

この経済対策の効果はしばらく時間が経たないとわからないので現時点では何とも言えないが、とりあえず責任を持って出来るところまではやったと思われる。

とはいえまだまだ志半ば。ここで政権を手放すのは甚だ無念だろう。

そんな中、新聞の見出しを見て我が目を疑った。

よくある『この解散を何と名付けるか』という記事。

その中に信じられない言葉が踊っていた。

・・・『バカタロー解散』だと!!!???

なんだこれは、侮辱するにも程がある!!!

以前からマスコミ発で『アホウ太郎』だの品性下劣な言い草は多かった。

しかし今回はこの発言をしたのは驚くべき事に『民主党の中堅議員』らしい。

誰だ!?

出て来い!!!!!

『バカヤロー解散』に引っ掛けたつもりなんだろうが、こんな小学生レベルの単なる悪口が面白いとでも思っているのか?

仮にも議会制民主主義の正規の手続きを経て日本国民の代表によって選出された日本国総理大臣だぞ。

最大限の敬意を持って表するべきこの地位にいる人物を侮辱するのは、日本国民全体を侮辱する事に他ならないことをこの議員はわかっているのか?

こんな程度の低い議員が国会にいる事が俺は許せない。

これは麻生さん、訴えてもいいレベルだ。

これをそのまま載せる新聞も新聞だ。

この発言者を匿名にしているという事は、この発言の問題をわかってやっているという事だろう。

マスコミの余りのレベルの低さに呆れ果ててしまった。

そもそもこの激しい麻生叩き。

これほどまでに人格を否定するほどの攻撃の中、麻生さんはよく耐え抜いた。

しかしこの全マスコミを挙げての麻生叩き、実は俺にはいまだに意味がよく分からない。

確かにここ最近の自民党内のいわゆる『麻生降ろし』は見苦しかった。

仮にも自分たちが選んだ総裁ではないか。

最後まで責任を持って堂々と選挙に臨め。

それで負けたら捲土重来、また真摯に政策を訴えて国民に理解を求めればいいではないか。

しかしそれ以外での常軌を逸したネガティブキャンペーンは一体どういうわけか?

一体麻生政権でこれほどまでに叩かれなければならない致命的な失策はあったのだろうか?

もちろん小さな不満は俺にもある。

まず政権初期では中山文科相のクビを切った事。

それから特に政権末期は支持率が下がった事で周囲が足を引っ張り出してからは、なかなか思うように政権が運営出来なかったように見受けられる。

しかし大局的な政策での失敗とは一体何なのか?

麻生さんではダメな理由を、誰かこの俺に教えてくれ。

俺にはどうしても麻生さんの大きな失策は思い浮かばないのだが、世の中の国民の皆さんはよく政治を理解しているもんだなと感心する。

俺が頭悪過ぎるのだろうか・・・。

もしかして・・・みんな単にムードで言ってないか?

まさか、漢字を読み間違えたとか、突然聞かれてカップラーメンの値段がわからなかったとか、行きつけのバーに通っていたとか、マスコミの受け答えが悪いとか、そんな下らない理由じゃないよな?

解散の日の両院懇談会でのスピーチも中々よかった。

しっかりと反省すべきところはして、党として選挙に臨む方針を立ち上げ、結束を求めるその姿勢はとても前向きで好感が持てた。

選挙の争点を、『日本を守る、そして国民の生活を守る、その責任を果たす、それにふさわしい政党はどの党か、との政治の責任を明らかにする』としたのも、簡潔明瞭、非常にわかりやすい。

そのあとの記者会見も具体的な政策を一つ一つしっかりと説明して非常にわかりやすかった。

特に「行き過ぎた市場原理主義からの決別」とか「消費税引き上げ」に逃げずに言及した事はとても素晴らしかった。

何はともあれとりあえず『政権交代』のみが選挙の争点というのでは非常に心許ない。

対する民主党もハッキリしていない外交・安全保障や日本の国家としてのとるべき道をしっかりと打ち出して欲しい。

政権交代してこの国は一体どうなるのか?

それがハッキリしないことにはこのままではとてもこの国を任せられない。

どうか俺を安心させてくれ。

さて・・・冒頭の週刊朝日の件。

今まで再三取り上げているが、

2007/10/03の日記

2008/10/07の日記

またこれまでの経緯をここに再掲する。

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『安倍憎し』の感情をここまでむき出しに天下に示した姿勢、そして『安倍を引きずり降ろしてやったぜ!』という優越感、そして自分たちの望む福田総理を実現した達成感。

この全てがある意味とても正直にこの表紙に現れている。

その週刊朝日が今年もまたやってくれた。

同じ朝日系列のAERAも含めてこの流れ。

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もうここまで開き直られると笑ってしまう。

雑誌の表札でもある「週刊朝日」の題字ロゴを潰してまでも小沢政権を待ち望んでいるわけね。

まあここまでやればアッパレですわ。

麻生さんは渋い表情の顔を使ってるけど、安倍さんに対するほどの異常なまでの憎悪は感じない。まあたぶん去年のはさすがに相当批判されたんだろうけど。

***********↑ここまで再掲分(2008/10/07の日記)↑************

さてそんな週刊朝日がまたやってくれました。

今週号の表紙はこれ!

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目をつぶって死んだような総理の顔の上ににおどろおどろしい文字をかぶせる、これまた例によって悪意の極みのレイアウト。

『安倍惨敗』の時以上に侮辱的だね。

週刊朝日は毎回これに呼応したデザインがこの後続く。

次は予想するに鳩山さんの希望に溢れた力強い表紙だろう。

朝日は本当にわかりやす過ぎる。

ここまで来るとお家芸として楽しむしかないのかね~・・・。