チェリーの音楽幕府

音楽の話題が多いと見せかけてそうでもない

鳩山内閣考

ついに鳩山内閣が発足した。

個人的には先般の選挙の結果には大いに異議あれど、この結果はまぎれもなく日本国民の総意を受けて正規の手続きを経て出来上がった内閣である事は間違いないので、とりあえずはその旅立ちを祝福しておく。

鳩山さんを始め民主党の皆さんには、政権を取ったからには、この日本という国をよりよき方向に運んで行っていただける事を切に願います。

そんなある種晴れやかな諦観した気持ちで鳩山内閣の顔ぶれを眺める。

・・・・・。

もう一度眺める。

・・・・・。

何度見てもやっぱりそこには『消費者・少子化 福島瑞穂』の名前が・・・。

これは一体何の罰ゲームですか?

何かの冗談だと思いたい。

もちろんこれは予想されていた事とは言え、いざその名前をこうして閣僚名簿に見ると、気持ちがどんよりとしていく。

まさかあのみずほちゃんが大臣になるなんて、数年前には予想だにしなかった。

それどころか社民党自体が数年内に消滅するもんだとばかり思っていた。

なので以前は彼女が無責任な発言を垂れ流したところでいずれ消え行く身、「まあみずほちゃんだから」と生暖かくウォッチすることができた。

しかしもう「みずほちゃん」なんて呼んでる場合ではない。

実際に日本の国を運営する責任を持つ大臣になってしまったのである。

大臣になったからには、今までのようにテレビ番組での無責任な発言は余程注意しないと大変な事になりますよ。

今までの調子だと、過去の自民党大臣の失言などという生易しいもんじゃなくなる。

それ、わかってますよね福島さん?

そして外務大臣岡田克也氏。

かねてより中国に深く進出している氏一族企業とのからみで、中国とのただならぬ関係を噂される岡田氏。

外務大臣という立場で特定の国との尋常ならざる関係が噂されるというのは非常に大きな問題ではないのか?

これが同盟国であるアメリカだったらまだ話はわかるのだが(それでも問題だと思うが)、相手は中国である。

岡田氏にはその辺のところをクリアに説明して欲しい。

その他にも、郵政・金融担当に国民新党亀井静香

これはモロに総務大臣の仕事の領域とカブることが目に見えている。

早速総務大臣の原口氏とバトルが始まっているようだ。

どうなることやら・・・。

そして国家戦略局担当の菅直人氏の立場も今ひとつ不明確だ。

菅氏と各大臣との関係をハッキリとさせておかないと、かつての安倍内閣での首相補佐官での失敗の二の舞になるのではないか?

これだけでも充分に頭が痛いのに、更に大問題があった。

法務大臣千葉景子

千葉麗子ではないのである!

いやいやそうじゃなくて。

この人の経歴を調べて身震いがした。

これは筋金入りの極左ではないか!!!

この人がこれまでにやってきた事はあのみずほちゃんですらまだ可愛く見えるくらい、恐ろしいものばかり。

何故よりによってこんな危険人物を法務大臣になどつけたのか!?

その答えはわかっている。

民主党がかねてより準備している、人権擁護法外国人参政権というこの国を滅ぼす法案を通すため。

政権を取っていきなり民主党はその本性をむき出しにしてきたのである。

その証拠にこの就任会見を見て欲しい。

何らもう臆するところなく、亡国法案をやる気満々である。

この異常なまでの自信はもうその確信があるのであろう。

おまけに西松問題や故人献金問題での,小沢氏や鳩山氏への捜査に対する指揮権発動までも含みを残したとも取れる発言。

こんなウルトラ級の危険人物が法務大臣とは・・・・・.

日本終了へのカウントダウンがついに始まってしまったと言わざるを得ない。

そして更にこの人は死刑廃止論者でもある。

この人に果たして死刑執行のサインが出来るのか?????

もちろん死刑に関しては様々な議論があることは承知している。

しかしそれとこれとは別問題だ。

法務大臣は死刑執行のサインをする責任者である。

死刑執行は現行法上では法務大臣の重要な職務なのである。

それは個人のポリシーなどで動かせるものでは断じてない。

大臣としての職務を放棄することが目に見えているような人を大臣などにしていいのか。

本当に鳩山内閣、見れば見るほど頭が痛くなってくる。

俺の愛するこの日本という国は一体どうなってしまうのか。

俺にはいまだにこの内閣にどうしても希望を見いだすことができない。

そして極めつけは鳩山総理の会見である。

これを見ていて俺は耳を疑った!

『失敗するかもしれないけど国民の皆さん寛容に』

なんだと???

この一刻の猶予もならない情勢で国家の運営に失敗など許されるわけがないではないか!!!

一国の総理大臣が絶対に言ってはならない言葉だ。

国を率いる総理大臣たる者、「必ずやり抜きます。万が一失敗したら責任を取ります。」と言うのが当たり前なのである。

それを「失敗しても大めに見てね」とは何事か。

冗談じゃない。

その理由として『未知との遭遇』などと言う言葉を使っていた。

しかしこれって、阪神大震災の時に初動が遅れた際に村山首相が「何ぶん初めてのことなので」と言い訳したのと同じ事である。

そんな事は理由にならないのはわかり切っているではないか。

しかしこれほどの大問題発言、マスコミはスルーなんだよね。

麻生総理の漢字の読み間違いとどちらが国家の重大事だと言うのか。

もうわけがわからない。

頭が痛くなる事ばかりだが、いずれにしてもとにかく一国を背負う重責を、今は鳩山内閣に任せるしかないので、なんとか頑張って下さいよ。

ホント、よろしく頼みます。