チェリーの音楽幕府

音楽の話題が多いと見せかけてそうでもない

ラヂオの革命

インターネットで地上波のラジオ放送を配信するIPサイマルラジオ『radiko.jp』がついにスタートした。

http://radiko.jp/

↑いま現在TOPはアクセスが集中して入りづらいので、

http://radiko.jp/timetable/

↑番組表からなら入りやすい。

radiko.jpg

興味本位でどんなもんか聴いてみたが・・・これはすごい!

25年振りに普通にラジオを聴いてしまった。

思えば小学校高学年~中学生にかけては常にラジオと共にあった。

今と違ってテレビは一家に一台の時代。

末っ子の自分にチャンネル権などはなく、中々好きな番組など見られなかった。

しかしラジオは独占できたので、自然テレビよりラジオが仲良しになった。

今の自分の血となり肉となっている歌謡曲もほとんどがその時期にラジオから流れてきたものだし、そこで出会ったスネークマンショーや鶴光のオールナイトニッポンはいたいけな少年には飛びっきり刺激的だった。

しかし高校受験をピークに徐々に離れだし、それ以来今まで全くラジオからは遠ざかってしまっていた。

それ以来25年振りにまともに聴いたラジオは恐ろしく新鮮だった。

すっかりつまらなくなってしまったテレビなんかを見てるよりずっと面白いじゃないか!

これ、過去のメディアと化していたラジオの大いなる復権になると思います。

FMの音質はパソコンで聴く分にはまずまず許容範囲内、そして驚くべきはなんと!全くノイズのないクリアなステレオでAMラジオが聴ける!!!

AMラジオはノイズの中で聴くという今までの常識が覆る衝撃的な出来事だ。

もしかしたら今の時代、ラジオなんて聴いた事ない若い人もいるんじゃないだろうか。

少なくともラジオなんて持ってないよって人も多いよね。俺もそうだ。

そんな人たちにも簡単にパソコンで聴けるようになった事により、今後は劇的にラジオ人口が増えると思われる。

倍増どころの騒ぎではないのではないか?

俺はこれまで全く知らなかったんだが、今の番組はTwitterと連動しているものも多く、実はラジオというメディアはインターネットと親和性があるようだ。

今までラジオなど聴かなかった若い人達が、radiko.jpTwitterを連動することによって、今までのラジオが全く新しい利用のされ方をする可能性が出てきた。

テテレビやYoutubeと違って聴覚しか使わないから、いわゆる「ながら作業」ができるので、流しっぱなしにしておく事も可能。

これからはWEB閲覧をしながら後ろでラジオを流すというライフスタイルが一般化するだろう。

HDDレコーダーの普及によってCMを見てもらえなくなってしまったテレビと違い、これならCMを聴いてもらえる機会が格段に増えるだろう。

広告業界にとってもこれは大いに注目すべき点だろう。

ラジオCMがこれまで以上に注目されることになると思われる。

上手く活用できれば景気の起爆剤にもなりうる大きな可能性を秘めていると思う。

現在はまだ試験配信の段階なので、首都圏と関西地方のみで、おまけに聴ける放送の地域も限定されるのだが、これが将来全国的に解放されて、全国の放送が自由に聴けるようになったらこれは本当に面白くなると思う。

さあ、久しぶりにラジオ聴くか~!!!