チェリーの音楽幕府

音楽の話題が多いと見せかけてそうでもない

2012北海道旅行 -その1- 川口〜青森〜函館

もう一ヶ月経ってしまったが、仕事も一段落ついたので先月の北海道旅行のレポを少しづつアップしていきます。

 

去年は東北を約二周半したので、今年こそは北海道に行ってみようと思っていた。

それも全く行ったことのない道東道北方面へ。

もちろんオール車中泊の旅で。

 

二年前に行った時は往路は北斗星を使って、帰路はフェリーだった。

今年は自分の車で行くので、行きは東北道、帰りは前回非常に快適だったのでまたフェリーを利用することにした。

函館から上陸して釧路に出てそこからひたすら海岸線をぐるっと回って北上する、という大まかなルートだけ決めてあとは出たとこ勝負の旅。

帰りのフェリーの予約もどうやらギリギリで大丈夫そうなので帰る日もアバウトにしておく。

こんな自由な旅が出来るのがどこでも泊まれる車中泊ならでは。

 

心配なのは旅が長引けばそれだけ溜まっていく仕事と、旅行中水遣りができないベランダのゴーヤだけ。

仕事は帰ってから自分が頑張ればいいことだし、水遣りに関しては百均で買ってきたペットボトルの先に取り付ける自動水遣り機に賭けるしかない。

説明書には2〜3日以内にしてねと書いてあるが、今回の予定は10日間。

果たして保つか非常に心配なところだが、枯れてしまったらその時は仕方ない。

台風が来てるし雨の当たる場所に出しておけば何とかなるか?

 

そう、ちょうど出発の日には大型台風4号がまさに関東地方に上陸しようかという日だった。

しかし進路予報を見ると、台風のスピードよりも車のほうが速いので、追っかけっこをしながら青森に着くまでに何とか振りきれるのではないか、そして台風は関東地方を突っ切ってそのまま東北から海に抜けるので、おそらく北海道に上陸してしまえばさほどの影響はないのではないか。

そう判断していざ出発することにした。

 

 

2012.6.19

 

午後二時すぎ、ちょうど家を出る頃に川口でもポツポツ雨が降りだした。

でも今この程度ならば何とか振りきれる!

というわけでとにかく行けるところまで行って台風を振り切ってしまおう。

しかし高速に乗って福島に入る頃には完全に雨。

天気予報を見てみると予想外に台風の進行スピードが速く、どうやら追いつかれてしまったようだ。

福島から宮城に入る頃にはもう大雨で風まで強くなってきた。

こうなってくると、ひょっとしたら青函フェリーの欠航の心配もしなくてはならなくなってきた。

そうなれば大いに予定が狂ってしまうので、何とか動いているうちに函館に上陸してしまいたいところ。

 

台風と追いつ追われつを繰り広げて青森県に入ったあたりでようやく雨が弱まってきた。

何とか振り切ったか。

フェリー会社に連絡してみたらとりあえずまだ欠航はないとのことで一安心。

青森インターを下りる前の最後の高舘PAでしばし時間調整。

何故なら高速道路の深夜割引を最大限に活用するため。

深夜0時を過ぎると料金が半額になるので、それまで待機。

なるべく旅費を浮かすために、0時過ぎにインターを出て青函フェリーは青森2:00発の便を使うのである。

0時を回ったところで料金所を出ると、料金6,700円。

よし!バッチリ半額になってる。

もちろんこれにガソリン代が加算されるが青森まで二人で6,700円とは車の旅は安いな〜。

 

フェリーターミナルに着いて出航を待っていると雨と風が激しくなってきた。

どうやらまた追いつかれたようだ…。

岸壁に打ち付ける波がしぶきを上げている。

これ、大丈夫か?

相当揺れそうだ…。

船の揺れには大きなトラウマがあって、高校生の時の大島合宿が伝説的な大シケで、船がジェットコースターのように激しく揺れて船内が阿鼻叫喚の地獄になったことがある。

まさかあんなことになったら…。

 

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青森〜函館のフェリーには津軽海峡フェリー青函フェリーの二会社あって、今回利用する青函フェリーは主にトラック運ちゃん御用達で旅客輸送もついでにやってます、といった感じの味も素っ気もない設備も簡素な無骨な会社。

そのかわり料金が旅客設備の整った津軽海峡フェリーの半額近くと格段に安いのだ。

 

乗り込んでみるといくつかある客室の一つが、他にお客さんはいないで自分たちのみ。

これはラッキー!

函館到着は5:50分。

ここまでかなり無理してきたので、とにかく寝る!寝る!!!

 

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↑深夜の青森港をあとに

 

へ続く。