明治の岡山、盲た女達が共同生活する屋敷。
三人の盲女がそれぞれの視点で語るおぞましくも因果な生い立ち。
岩井志麻子の世界にどっぷり。
山川出版社『レンズが撮らえた幕末明治の富士山』
町並みや人々の姿は大きく変わっても、富士山は幕末明治の時代にも今見ている山容とほとんど姿を変えずにそこに存在していることに感動。
今もこの時代の人々と同じ富士山を見ているわけだ。
伊東潤『国を蹴った男』
最近読んだ『池田屋乱刃』がとても面白かったので他の作品も読んでみたくなった。
戦国時代でも地味な脇役的人物に焦点を当てた短篇集でこれもどれも読み応えがあって非常に面白かった。
気鋭の歴史小説作家。もっともっと他の作品も読んでみたい。
今更ながら深い感動に余韻冷めやらず。
大ベストセラーも納得。多くの人に読んで欲しい傑作。
…と思ったらアマゾンのレビューのあまりの酷評ぶりに笑った。
なんだこれ、ひど過ぎる。
組織的アンチがいるな(;´Д`)