昨日、自分にとってかけがえのない、とても大事なものを失くしてしまった。
その場の人の手を煩わせてくまなく探してもらったが、結局出てこなかった。
失くしてしまって初めて、それがいかに自分にとってこんなにも大事なものだったのかを痛恨の念とともに改めて思い知らされた。
こんな時に出て来る感情は、「何であの時こうしなかったんだろう?」「何であの時こうしてしまったんだろう?」というひたすら自分自身に対する後悔の念だけなんだな。
他人にとっては取るに足らないものでも、そこに込められた自分の思いと愛情の大きさは自分にしかわからない。
毎日常に自分の生活のそばにいて、あまりにも日常に溶け込みすぎていたせいで、「今日からそれがない日常」というのがどうしても信じられず、何をするにも必ず思い出して涙が出てきてしまい、何も手に付かない。
この喪失感からしばらく抜け出せそうにない。