チェリーの音楽幕府

音楽の話題が多いと見せかけてそうでもない

Little Glee Monster『いつかこの涙が』を聴いて

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昨日から配信が始まったリトグリの『いつかこの涙が』。

全国高校サッカー選手権大会の応援歌ということで高校生向けにわかりやすくという意図もあったのか、最初に一聴した時は、正直いわゆるJ-POPにありがちな、どこかで聴いたことあるようなありきたりな歌詞とメロディーだな〜と思った。

しかし歌をよく聴き込んでいくとさすがリトグリ、聴けば聴くほどその深みにハマっていった。

最も感じたのは、それぞれのメンバー個々の歌唱力と表現力と力強さの急激な上達。
以前はみんなそれなりに上手いけどメンバー同士で若干の格差が見られ、聴いていて「ここ惜しいな〜」という部分が必ずあったものだが、今回のこの曲ではそれが全く見当たらない。

歌の力強さが格段に増しているので説得力があり、それぞれの声の魅力も十二分に楽しめるので聴くたび発見があり、何度聴いても飽きることがない。

まさに「歌が曲に命を吹き込む」というのはこういうことを言うのだろう。

楽曲の印象がイマイチでも歌の魅力で曲に命が吹き込まれる。同じことは「COLORS」でも感じたので、春から試行錯誤してきた5人体制もいよいよ完成の域に近づいてきたということなのだろう。

MVも途中からリトグリお得意の生歌アカペラになるのがリリース版とまた違う楽しみ方ができてとてもいい。

いよいよ1ヶ月後にリリースの3rdアルバム『juice』が楽しみになってきた。

今度のリトグリはどんな成長を見せてくれるだろうか。


Little Glee Monster 『いつかこの涙が』Short Ver.