チェリーの音楽幕府

音楽の話題が多いと見せかけてそうでもない

桐野夏生『夜の谷を行く』

最近連合赤軍づいていたのでその流れでこちらも読んでみた。
連合赤軍幹部の手記などはこれまで色々読んできたが、山岳ベースから逃亡した生き残り女兵士という視点は今までになかったので新鮮だった。
フィクションではあるが、当時のリアルなエピソードが語られたり、その後の永田洋子の死や東日本大震災なども絡めて、個人的にはかなり興味深く読み進めることができて面白かった。
衝撃のラストもなかなか。 

夜の谷を行く

夜の谷を行く