チェリーの音楽幕府

音楽の話題が多いと見せかけてそうでもない

J☆Dee'Zに出会ってしまった。

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以前からリトグリ界隈で時折耳にすることがあった J☆Dee'Z(ジェイディーズ)。
気になってはいたもののこれまで聴いたことがなかったが、最近「あと一歩」という曲がYouTubeの「あなたへのおすすめ」に出てきたので、この機会にはじめて聴いてみた。


あと一歩 / J☆Dee’Z(ジェイディーズ)

え、なにこれ?めちゃめちゃいい曲なんですけどぉぉぉ!!!
驚いて何度か繰り返しリピートしてしまった。聴けば聴くほどいい!
曲もいい上にダンスも素晴らしくエキサイティングで、現役女子高生を動員したMVの出来も素晴らしく、その弾けるような青春の躍動感に年甲斐もなく感動して思わず不覚にも涙してしまった。
そして三人の歌もすごくいい!
冒頭のamiの「♪イェー伝えたいよキミに〜!」の一発でもう心を鷲掴みされてしまった。

他の曲はどうなんだろうと、YouTubeを片っ端からあさってみると、え、ちょっと待って、どれもこれも全部クッソいい曲ばかりなんですけど!!!


Melody / J☆Dee'Z(ジェイディーズ)

あまりの衝撃に呆然としつつ調べてみたら、あの欅坂46の名曲『二人セゾン』の作曲者でもあり、リトグリともとても関わりの深いSoulifeの二人がプロデューサー的立場として(?)楽曲提供と編曲演奏でほぼ全面的に携わっているではないか!
ああ…またしても俺はこの人たちにヤラれてしまった。

一般的にダンスユニットというと、どうしてもハウスやヒップホップ、あるいはEDM系なサウンドになりがちな気がするのだが、こちらはアコースティック主体の「どポップ」サウンドを貫いている所が非常に好感が持てるところ。
ナイル・ロジャースばりのSoulife佐々木氏のギターのカッティングもたまらない。

ライブでは常に全力で生歌にこだわるのも心震わされる。リトグリファンとの親和性が高いのもこの部分だろう。
しかも、メインボーカルがいるわけではなく、3人それぞれが歌とダンスを同じ比重でこなすのが凄い。
自分にとっても普段は関心外のダンスユニットなのに目に止まったのはこの部分。

おまけにそのダンスの振り付けはなんと欅坂46を手がけるTAKAHIRO氏が関わっているのか!
今の自分のお気に入り、リトグリ欅坂46という2つのグループとピッタリ重なるこの制作チームだけを見ても、J☆Dee'Zは自分にとって出会うべくして出会ってしまったと言うしかない。これは決して偶然ではない。


MORNING HOPE -Short Ver.- / J☆Dee'Z(ジェイディーズ)

そして、それより何より彼女たちの歌が三人三様の個性があり、それぞれ実に魅力的。
MOMOKAは最も女の子らしい伸びやかな声と透明なファルセット、Nonoはハスキーな声と独特な語尾の処理がコケティッシュで何度も聴いてみたくなる癖になる声、amiは端正なルックスに似つかない太い声の持ち主で、まだ荒削りながら個人的にとても将来性を感じる、、、といった所がそれぞれの第一印象。こんな感じで合ってるかな?
自分はまだ映像を見ないで音だけでは正確に3人の判別が付かないし、これから聴き込むとまた印象は変わってくるかもしれないので、その辺も楽しみのひとつ。

激しいダンスと乱れのない歌とハモリという二律背反的テーマに果敢に挑戦する、この16〜18歳の3人組ダンスボーカルユニットのひたむきな姿勢には心から共感するし全力で応援したい。それにしてもマイクを歯にぶつけたりしないものかと心配になる(^_^;)

これほどの実力派グループでしかも素晴らしい楽曲に恵まれているので、何かのきっかけで一気にブレイクする可能性は満載だと思う。

J☆Dee'Zのこれからの一挙手一投足を注目し、応援していきたいと思う。


伝えたいこと、ちゃんと伝えなくちゃ / J☆Dee'Z(ジェイディーズ)