チェリーの音楽幕府

音楽の話題が多いと見せかけてそうでもない

連合赤軍とオウム真理教

連合赤軍関連本を大体読み終わったので、次は個人的に歴史的連続性を感じるオウム真理教関連の所蔵本を引っ張り出してパラパラ読んでみた。

あれから20年以上経って改めて読むと、当時のオウムの情勢認識は、階級闘争史観と世界革命ゴリゴリ極左だった連合赤軍に比べたら意外にまとも。

ただそこから一気に陰謀史観や世紀末思想に突き進んでしまい、麻原彰晃の「予言」とやらがほとんどハズレているのは笑ってしまう。

そんなデタラメな「予言」を実力行使で実現させてしまおうとしたというのが、オウム事件の根幹だったのではないだろうか。

連合赤軍オウム真理教
共産主義と宗教という思想は違えど、結局は自己を誇大に評価した選民思想的ではた迷惑な「革命ごっこ」をしたかった、という共通点を改めて実感した次第。

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