チェリーの音楽幕府

音楽の話題が多いと見せかけてそうでもない

再会

昨日のライブ終了後に、高校の時の同級生たちが一席設けてくれた。
めったにない自分が上京する日に合わせてわざわざみんな予定を合わせてくれて本当に感謝しかない。

30数年ぶりに再開する友人たちは、多少の思い出補正がかかっているとはいえ、驚くほど昔と変わった印象がなかった。
自分は過去に大勢の人に多大な迷惑をかけて生きてきたという変に強烈な自負があり、「合わせる顔がない」という理由で今まで同窓会の類には出席したことがない。
しかし勇気を出して会ってみると、みんな実際その辺は忘れてしまっているようで(ふりをしてくれているだけかも知れないが💦)、とても楽しく接してくれて嬉しかった。

中には高校時代クラスが違って一度も話したことのない人もいるのに、若い時に同じ場所で同じ時間を一緒に過ごしたというだけで、全然初対面という垣根がなく最初から自然に打ち解けられるのは不思議だな〜。

若い頃の友人はいいものだね。大事にしたい。
楽しい時間をどうもありがとう!

格安スマホ乗り換え

今まで携帯電話はおそらく業界最安値の月々1,000円ちょっとのFREETELを利用していたが、2年前にFREETELが潰れて楽天に譲渡され、その後もこの料金を維持してくれてはいたが、この先どうなるかわからないのでいずれどこかに乗り換えようと思っていた。

しかし中々同等の料金プランが現れなかったが、最近ついにOCNが1GBで1,078円(OCN光モバイル割り込み)というFREETELと同等のプランを始めた。自分にはこれで必要十分。
おまけに現在キャンペーンでHUAWEIの端末がなんと1円!

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それも今自分の使っている機種の次期モデル。
何かと先行き不透明なHUAWEIだが、1円ならば万が一この先使えなくなったとしても全然痛くない。
今のがまだまだ使えるのでもったいない気もするがこの際一気に端末ごと乗り換えることにした。

届いた新しい端末はキラキラ青色が綺麗だわぁ〜✨

 

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初めてのスキーワックスがけ

実は自分は今まで10年以上前にヤフオクで3000円くらいで買った中古のスキー板に乗り続けていたのだが、今シーズン初めておニューの板を買った。

ネット通販で買ったので、この機会にワックスがけも自分でできるようになろうと、道具を揃えた。

用意したのはワックス、アイロン、スクレーパー、ワクシングペーパ、そしてブロンズ・ナイロン・馬毛のブラシ3種。作業台はキーボードスタンドが丁度よかった。

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あらかじめYouTubeでやり方を学習。おかげで迷いなく作業ができた。便利な時代になったもんだ。

出来上がりはこの通り。ピカピカ✨✨✨

初めての自分の板で大事にしようと思う。
今年は良いシーズンになりそうだ。

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スティーヴィー・ワンダー『Songs In The Key Of Life』

今更ながらスティーヴィー・ワンダーの『Songs In The Key Of Life』の凄さに衝撃を受けている。神がかり的な楽曲と演奏と歌、その全てが素晴らしすぎる。
実は自分はスティーヴィー・ワンダーは主にベスト盤で聴いていて、アルバム単位では『Talking Book』と『Innervisions』くらいしか聴いたことがなかった。
自分にとっては完全に後追いだったし、貧乏学生にはアルバムを揃えるというのは中々至難の業だったからね〜(*´Д`)
でもサブスクのお陰で今になってこんなに素晴らしい名盤に出会うことができた事に感謝。
まあ子供の声がうるせーとか、エンディング長ぇよ!とか細かく言い出すと色々あるんだけどね(^_^;)

それはそうとAmazonMusicに『Innervisions』がないのはどーゆーこっちゃ!

 

アンテナケーブル加工

昨日東京から帰ってきたらBSが映らなくなっていた。
どこが悪いのか色々調べてみたら、ベランダのBSアンテナから室内へ引き込む接続ポイントの芯線が折れてしまっていた。

幸い引き込み用のケーブルの予備は買ってあったので、あとは同軸ケーブルを加工し直して新しい引き込みケーブルを接続すればどうにかなりそう。

加工が終わり、無事再びBSが観られるようになりました。
これで明日からの『おしん』も安心!(*゚∀゚)

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破損したケーブルを切断

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先端に切れ目を入れる

 

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露出した先端部

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周囲のビラビラを折り返す

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絶縁体を切って芯線を露出させる

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接続金具を取り付けて完了






Jewel First Tour ~Unveiling~ @静岡LIVE ROXY 2019.10.27

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J☆Dee'ZがJewelに改名して初のツアー、~Unveiling~の静岡公演に行ってきた。

自分にとっても突如改名を発表した6月のライブ以来、Jewelのライブとしては初めてということで大きな期待を持って臨んだが、しっかりその期待に応えてくれた。

毎回見るたびに進化を感じるJewelさんだが、特に今回感じたのはハーモニーの強化。
正確な音程はもちろんのことながら、それ以上に三声のバランス面で大きな進化を感じだ。

メインパートに対するハモリパートの声質と音量は、決してメインを邪魔することなく綺麗に溶けていた。

ステージ上のモニターで音の取りにくい下ハモも、声を張ることなくしっかり溶けさせるには、日々の練習で自分の音程感に自信を持っているからこそ出来ること。

おまけにJewelの場合は曲中で目まぐるしくメインとハモリパートが入れ替わり、メインとハモりの音量の変化は自らの声量でその都度瞬時に切り替えてコントロールしている。
しかもそれを激しいダンスをしながら音を探る素振りを一切見せずに笑顔で平然とやってのけるのだから、これはもうタダゴトではない。
この凄さはもっと評価されて然るべきだと強く思う。

メインパートに関しても、特にMOMOKAの歌に顕著に現れているが、時折ウィスパーを交えた「抜いた声」の表現に大きな成長を見せてくれた。
これも自分の声の幅に余裕ができたからこそ出来る技。

静と動、緊張と弛緩、圧力と脱力、このいわば「引き算の美学」というべきコントラストを身につけたことにより、今後更なる表現力の進化が期待できる。

今回は後ろの方だったのでダンスはよく見えなかったが、同じことはダンスに関しても言えると思う。

6月の初披露時は改名のインパクトとイメージの変化に戸惑いを感じた『前へ』は、堂々たるパフォーマンスでもうすっかりJewelのものとなっていた。

そしてソロコーナーでは、それぞれ今後のJewelの新しい可能性を感じることができた。

特にMOMOKAをフィーチャーしたテイラー・スイフト的なアップテンポのガールズポップ系の曲は今後是非聴いてみたいと思った。驚くほどマッチしていた。

12月の東京公演ではこれを生バンドで聴くことが出来る。
それが今から楽しみだ。

J☆Dee'Z時代の若さあふれるエモーショナルでスポーティーなステージから、Jewelとなってスタイリッシュなクールさが加わったイメージの変化は、まだ途上ではあるが徐々に実を結びつつある。

11月リリースの新曲『夢が夢じゃなくなる日まで』はそんな新たなスタイリッシュなJewelのイメージに、かつてのJ☆Dee'Zのエモい要素もふんだんに含んだ象徴的な曲。

Jewelの進化はまだまだとどまるところを知らない。

 

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今さら『ブルース・ブラザース』

「今まで観ているようでちゃんと観てなかった名作映画をお風呂で観よう!」シリーズ、今回は『ブルース・ブラザース』。

いや〜こんなにド派手なアクション映画だったっけ。
あまりにもハチャメチャやりすぎでとにかくひたすらおバカだけど、最後はその素晴らしい音楽で全て許されてしまう映画。

ジェームス・ブラウンレイ・チャールズジョン・リー・フッカーアレサ・フランクリンが出てるけど、大昔に観た時はその有り難みがイマイチよくわかってなかったな〜。

可能な限りデカイ音で観たい映画。

 

今さらバック・トゥ・ザ・フューチャー

最近風呂場に防水ケースに入れたタブレットを持ち込む技を覚えたので、AmazonPrimeVideoで昔の映画を観ている。
特に風呂に浸かりながらだとのぼせてくるので、シリアスものよりも娯楽映画が最適。
こないだは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』全3シリーズを一気に観た。

何度もテレビでやっているので観たことはあってストーリーも大体分かるのだが、こうしてじっくり腰を据えて隅々観たのは初めてかもしれない。

1はとにかく全編ドキドキとワクワクがぎっしり詰まっているし、2では「ん?」という場面が増えるがそれでもやっぱり面白いし、3ではロマンス要素も加わってアクションシーンも満載、おまけにドキドキワクワクはずっと健在できっと何度観ても楽しいだろう。まさにこれぞエンターテインメントのお手本のような映画。
やっぱり名作と呼ばれるものは時間を経ても本当に面白いんだな〜。

それはそうと、2の大富豪になったビフって今のトランプの出現を予言してたってこと???
あまりにイメージが重なりすぎてビックリした。

さ〜てこの「今まで観ているようでちゃんと観てなかった名作映画をお風呂で観よう!」シリーズ、凄く楽しい!
次は『ジュラシック・パーク』とか『ゴーストバスターズ』とか『ミッション・インポッシブル』あたり行ってみようかね〜(*゚∀゚)

 

 

Miles Davis 『RUBBERBAND』

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  知らぬうちにマイルス・デイヴィスの新アルバムが出ていたらしい。とはいえお蔵入りになったものなのであまり期待しないで聴いたら、これ、めっちゃいいじゃん!
時期的には1986年、マイルス最晩年の『Tutu』の頃らしい。この時期のマイルスは個人的にはあまり好きではないが、このアルバムは『Tutu』より全然いい!

サブスクで聴いているので詳しいことは全く不明につき、現代の手がどの程度加わっているのかわからないが(かなり手が入っていると思われる)、今の耳で聴いてもさほど古さを感じず、おまけにヴォーカル入りの曲も多かったりと、とても聴きやすく仕上がっているので、ジャズに馴染みのない現代の人にもマイルスの音楽を親しめる幅広い間口を持つ好盤に仕上がっていると思う。
まあ何かに付けて「こんなのはジャズじゃない!」と拒絶する頭の固い煩型の方々がどう言うか知らんけど(^o^;)

自分がマイルス最晩年のこの時期で一番好きなのはヒップホップに再接近した『doo-bop』(これも後年の手が加わっている)だが、このアルバムはそれに並ぶくらい好きなアルバムになりそう。

 

 

ラバーバンド

ラバーバンド

 

 

『レッド』山本直樹

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山本直樹の手による『レッド 1969〜1972(1-6)』『レッド 最後の60日 そしてあさま山荘へ(1-4)』『レッド最終章 あさま山荘の10日間』合わせて全11巻を読了した。

連合赤軍関連本は昔からほぼ揃えていて、しかも何度も読み直すほど関心を持っているので、この『レッド』も当然興味は持ってはいたが、自分にとって漫画というのはどうも敷居が高く、おまけに巻数も多いので、これまで手を出すのに躊躇があった。 

しかしながら電子書籍Kindleであればいくら巻数が多くてもかさばることはないので、思い切って一気に大人買いして読み始めたら、これが実に面白かった。

これまで数々の連合赤軍本を読んできて連合赤軍の歴史と概要はしっかり頭に入っているので、同様に関連本の内容に即して忠実に描いてあるこのシリーズも「あ〜これはあの出来事に関して」とか「これはあの本のあのエピソード」のように、スラスラと読み進めることが出来た。

しかし一つ困ったのが、事件に関わった連合赤軍構成メンバーの名前が実名ではなく仮名になっていたこと。
なので読みながら「え〜と吾妻は…あ、◯◯で、岩木は…◯◯か」といちいち頭の中で変換作業をしなければならなかったので、その分余計な時間がかかってしまった。
その辺は逆に予備知識がない方がすんなり頭に入るのかもしれない。

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これまで所蔵の連合赤軍関連本

「面白かった」と書いてしまったが、もちろん事件そのものは面白くも何ともない。
しかもその凄惨極まりない事件の内容が具体的ななビジュアルとして視覚に飛び込んでくるものだから、その衝撃とリアリティは活字本の比ではない。読んでいて何度もスマホを放り投げたくなった。
作者自身もこれを描き進めるのは相当に苦しい作業だったことだろう。

しかしながら、半世紀近く前に起きたこの凄惨な事件が、今までなかったコミックという形で世に遺されるのは意義のあることだと思う。

実際に起きた事件を忠実になぞっているので、結末は最初からわかっている。
そこで、特定の登場人物に常に付いて回る数字の意味に気づいた時、戦慄が走る。
そして、しつこいくらいに全ての登場人物のその後辿った運命がこれでもかと執拗に表示されるという試みも、最初の方の和気あいあいとした学生サークルのノリが段々と変化していく過程を効果的に表現している。

「正義」の意識に凝り固まったいわゆる「意識の高い」者同士が、山岳アジトという世間から隔絶された密室的状況で陥る心理状態、そこで繰り広げられる偏ったイデオロギー思想の「純化」と「暴走」で、より過激でもっともらしいことを言う者に自然と従ってしまい、気づいたときにはもうその場から逃れることができなくなる。
これは連合赤軍に限ったことではなく、人間同じ状況に追い込まれれば決まったように陥ってしまうものであることは数々の歴史が証明している。

この容易に陥ってしまう人間の恐ろしさも、負の教訓として語り継いでいかなくてはならないことであろう。