毎年恒例となりつつある秋の万座温泉。
今年はスパマで忙しくて諦めていたのだが、ここにきて急遽スケジュールが空いたので、今年も行ける事になった!
出発したのは、標高の高い万座地方では紅葉はもう既に終わり、真冬並の寒波が襲来して万座に雪の予報が出ていた日。
いきなりの雪見風呂が楽しめそう♪
道中、車の進行方向に突然なにやら奇妙な建造物が見えてきた。
これは・・・、も、もしや!?
噂の八ッ場ダムではないか!!!
こんな所にあったとは!!!
無駄の象徴として、前原大臣とともにすっかりお馴染みになったこの風景。
もっと山奥にあるのかと思っていたら、意外にも草津に向かうメインストリートの街の中。
確かに風光明媚な渓谷沿いの古びた温泉街に突如として出現するこの巨大な建造物はインパクト大だ。
といってもこの巨大な建造物はダム本体ではなく、単なる道路の橋脚らしい。
にしては何だか細くて頼りないよね。大丈夫なんかな?
無事万座に着いたその夜には予報通り、雪が降ってきた。
それどころか大吹雪だよ。
真夜中に大吹雪の中、無謀にも露天風呂に入った。
激しく雪が吹き付け顔に当たって目が開いていられないほど。
風が一吹きするとその一瞬で髪の毛がバリバリと凍る。
一足早く冬を体験できた。
翌日は一転、雲一つない快晴。
朝5時に露天風呂に行くと、まだ真っ暗な頭上は宝石をぶちまけたような満天の星空。
誰もいない露天風呂に仰向けにプカプカ浮かんでしばし星見浮遊を楽しむ。
流れ星もいくつか見えた気がする。
30分もそうして、ふと気がつくと東の空がうっすらと青みを帯びてくる。
あっという間に青の面積が東の空から空全体に広がっていき、あれだけあった星がかき消すように見えなくなってゆく。
そんな毎日行われる空のドラマの一部始終をお湯に浮かびながらぼんやりと眺めていた。
これからも頑張ろう。
そう思った。
また来年も来よう。
↑
朝日が差し込む内風呂があまりに綺麗だったので誰もいないのをいい事に写真を撮った。
↑
抜けるような青空の下の露天風呂。