~『5.20 Live報告 ペーソス艦隊-1-』より続く~
そんな同じ頃、以前ペーソス艦隊やスーパーマァケットでお世話になった鎌倉エフエムの棚橋さんからライブを企画しているとの相談を受けた。
ちなみに棚橋さんが担当する鎌倉エフエム(82.8MHz)夕方17時~のシーサイドカフェ828月曜日では、今でも番組中にペーソス艦隊の曲を使っていただいてます。
自分は埼玉在住なのでなかなか聴く機会がないのが残念だけど、湘南から横浜方面にお住まいの方ぜひ聴いてみてください。
さてその棚橋さんから嬉しいことにそのライブに「ペーソス艦隊で出てくれませんか」というお誘いをしていただいたんだけど、なにぶん五年も遠ざかっているしライブ活動はしないと決めていたので、当初は「いやいやライブなんてとんでもないっす」とお断りをしていました。
しかしその後色々ありまして、ここはひとつお世話になった棚橋さんのためにペーソス艦隊でお役に立てるんであれば微力でも一肌脱ごうじゃないか!ということになり、気がつけばあれよあれよという間に「ペーソス艦隊帰艦ライブ」という冠まで付けていただきもう引くに引けずに行ってまえ~!というに至った、とまあここまでが一部始終です。
しかしいざライブの準備を始めてみると問題は山積。
中でも一番の問題は自分の演奏(笑)。
なにしろ5年前に何を弾いていたのか全く思い出せないのだ。
当時の映像を見れば何とか思い出せるはずなのだが、当時はDVテープだったのでそれを引っ張りだすにも引越しの時にダンボールに詰めてしまい、一体どこにあるのか全くわからない始末。
特に最難関だったのが『氷結の森』。
この曲自体は5年前当時のペーカンが達成したした一つの到達点でもある名曲なのだが、何しろコードが難しすぎる。
誰だこんな難しい曲を作ったのは!と文句も言いたいところだが、自分なのだから仕方ない。
しかしこれは偶然にも物持ちのいいリリーさんが、当時の譜面を持っていてくれたので何とか事なきを得た。
その他にも5年振りなので果たしてお客さんは来てくれるのだろうか、というのも心配の種。
しかしライブをやることを決めてから、グラフィティのクボさんを始め多くの方から「楽しみにしています!」とのお言葉を頂き、これが何より嬉しかった。
そしてこの日のためにペーソス艦隊として5年ぶりの新曲も作りました。
鬱金香に発注した歌詞のイメージはハードボイルドラブロマンス。
できてきた歌詞はイメージそのもの。
その名も『鍵のない部屋』。
遠い昔に出ていった女をあてどもなく待ち続ける男の狂気の物語。
それをリリー武志さんは見事に演じてくれました。
その後BiJoTamaずの出演も決まりそのリハも同時進行、本番一週間前には頼みのパソコンが故障し、抱えていた仕事も何とか納品したのはライブ前日だったりとか、てんやわんやだったのだが、どうにか無事にライブを終えることができました。
遠い所グラフィティまで足を運んでいただいたお客様、クボさんを始めグラフィティのスタッフの皆さん、一緒にイベントを盛り上げてくれた対バンの皆さん、そして長いことずっとペーソス艦隊を気にかけていてくれた鎌倉エフエム棚橋さん、皆様本当にありがとうございました!!!
ペーソス艦隊はこのあと本格的に楽曲制作に入ります。
どんな形になるかはわからないけれど、いい曲をたくさん作ってまた皆さんの前に帰艦したいと思います。
その時はまたどうかよろしくお願いいたしますm(_ _)m
ペーソス艦隊最低司令長官 チェリー福田