2012.6.26
さあそしてこの日はいよいよ今回の旅のメインイベント、利尻島・礼文島へ!
ここまで雨やどんよりした曇り空が続いたが、ここにきてついに晴れ!しかもこれ以上ないピーカン!!!
昨日まではあんなに寒かったのに、今日は朝からすでに日差しがジリジリと焼けそう。
早起きしてフェリー乗り場から6:30発のフェリーに乗ってまずは礼文島へ。
この二島の観光、レンタカーで周るか観光バスにするか最後まで迷ったが、結局観光バスを利用することにした。
初めての場所なので最初は観光バスで連れて行ってもらったほうがいいだろうということで。
あまりにも天気がいいので、フェリーのデッキの風がとても気持ちいい。
これが昨日までだったらあまりの寒さにとてもデッキになど立っていられなかっただろう。
礼文島で最初に案内されたのがこの桃岩。
そして振り返るとそこには利尻富士が悠然とそびえ立つ。
こちらは猫岩。
猫の形をしているというのだが…?
とにかく海の色がまるで南の島のようにきれい。
今日は特に真っ青な空を映して格別に青いようだ。
澄海岬(すかいみさき)にて。
ドライブしてもとても気持ちよさそう。
とにかく礼文島はどこに行っても青い空と青い海、そして美しい花と、本当に美しい島だった。
次に更にフェリーで今度は隣の利尻島へ渡る。
見る角度によって様々に形を変える利尻富士。
どこから見てもその雄大さは変わらない。
仙法志御崎公園にアザラシがいたよ。
こっち見んな。
目は意外にコワイのだ。
そしてここに来たらこれを食え!
そう、ウニ丼!!!
利尻礼文のウニは他とは違って特に格別らしい。
帰りのフェリーを一本遅らせて港近くの店を探す。
お値段何と3,200円と目玉飛び出そうな金額だが、ここに来てこれを食わずに帰れない!
バフンウニ丼と、バフンウニとムラサキウニのミックス丼の二種類あったけど、ミックス丼のほうが量が多いそうなのでそちらに。
で、出てきたのがこれ。
すげえ!!!
濃い黄色がバフンウニ、薄い方がムラサキウニ。
お味の方は色と同じで、バフンウニはとにかく濃厚。
まるで卵の黄身をそのまま食べているようなむせ返るほどの濃厚さ。
こんなウニ今まで食べたことない。
ムラサキウニはそれに比べるとあっさりして食べやすい。
目が回りそうなほど濃厚なウニ丼を堪能して利尻島に別れを告げる。
礼文島に沈む夕陽。
稚内港では夕陽が縦に伸びる太陽柱現象現象を見ることが出来た。
稚内駅からほど近い北防波堤ドーム。
かつてはこの下を歩いて樺太行きの船に乗り込んだらしい。
吸い込まれそうなこの造形美。
稚内の夜に月がのぼった。
二日続けて道の駅わっかないにて車中泊。
2012.6.27
北海道最後の日。
朝起きて稚内駅に写真を撮りに行ったらちょうどスーパー宗谷が発車するところだった。
稚内駅は近年大改装されて、おっそろしくモダンな駅舎に生まれ変わった。
これも綺麗でいいけれど、昔の古めかしいいかにも最果ての地といった駅舎の頃に来てみたかったな。
かつての最北端の線路の位置は現在こうしてモニュメントとして残されている。
そして稚内公園へ。
終戦直後、樺太真岡でソ連軍が攻めてきた際に、砲弾が飛び交う中最後まで職務を果たし自決した電話交換手たちの慰霊碑。
九人の乙女の像。
氷雪の門。
こちらも樺太島民のための慰霊碑。
宗谷岬とは反対側の北端、ノシャップ岬へ。
さあそしていよいよ稚内をあとにして帰路につく。
目標は苫小牧。
フェリーが18:45発なので遅くとも17時には着いていないと。
稚内からしばらくは右に利尻富士、左に広大なサロベツ原野と本当に素晴らしい景色が続く。
まさにこれぞ北海道、これぞ最果ての地。
そしてこのあたりは風力発電地帯でもある。
留萌までタップリと海沿いの景色を堪能したらここから内陸に入る。
あとはフェリーの時間に間に合うように高速に乗ってひたすら移動あるのみ。
ちょうど17時に苫小牧フェリーターミナルに到着。
二年ぶりのさんふらわあです。
このスタンダードルームは四人部屋を二人で使えるので本当に快適。
夕暮れの苫小牧をあとにする。
さようなら北海道!
食事は船内のレストランで、夜のバイキングと翌日の朝食か昼食のどちらかのセットで2,300円。
夕食後映画館で寅さん(ヒロインはリリーさん)を見て、風呂に入ってとっとと就寝。
2012.6.28
翌朝は窓の外にイルカの大群に遭遇!
10日間に及ぶ北海道の旅。
前半天気には恵まれなかったり、色々とトラブルもあったが、とにかく楽しかった。
予定に全く制約がなく、いつでもどこでも行きたいところに行けて見たいところで降りられて泊まりたいところで泊まれる。
このフリーダムさこそ車中泊旅行の醍醐味。
帰ってみたら心配していたベランダのゴーヤは無事にすくすく育っていてくれた。
100均の水遣り機、いいです!
北海道での平均燃費
18.24km/ℓ(満タン計算)
燃費計では最高時21km/ℓを記録。
やはり北海道は燃費がいい。
さあ今度はどこ行こう?
ーおしまいー