3日経ってもいまだ余韻醒めやらず。
初リトグリにして4列目という超良席。こんな近くで見られるのは最初で最後だろうと思って目に焼き付けた。
全身を使って歌い踊り自らを表現する若い6人の少女たち、このパワーを目の当たりにするだけで自然と涙が浮かんでくる。
そして彼女たちの場合もちろんそれだけではない。激しく動き回りながらも一糸乱れぬハーモニー、目まぐるしくパートが移り変わるアレンジで、激しくシャウトしていたかと思えば次の瞬間には繊細なバックコーラスに回るといった、変幻自在な音の出し入れとよく訓練された声のコントロールが、ライブだと目の前でよくわかって本当に素晴らしかった。
一瞬のソロパートの中での声の抑揚のダイナミクスの付け方もライブならではの表現でCDとはまた違う楽しみ方が出来た。
そして圧巻のアカペラ。隅々まで聴き漏らすまいと静まり返った大ホールに響き渡る彼女たちの声は天使そのもの。
6声を駆使して何層にも絡み合う一聴しただけでは解読できない複雑なハーモニーを自在に操る姿は実に頼もしかった。
さあリトグリはこれからどこまで行くのだろう。
しっかりとその足跡を見届けたいと思った。
ー写真は撮影OK曲にてー