リトグリ秋ツアー、二回目はついに我が地元、河口湖ステラシアター！
半年間待ちかねたこの日がついにやってきた。
東京に住んでいた頃は気づかなかったけど、「地元に来てくれる」というのは本当に嬉しいもんなんだな〜。
自転車で行けるほどの近所のステラシアター、今回初めてちゃんとしたライブを観たが、始まる前は屋根とステージ後方が開放されて紅葉の始まった樹々が広がり秋の風が吹き抜けとても気持ちいい開放感。
上の方の席からは真正面に富士山を望むことが出来る。
そして自分にとってこの秋ツアー2回めのリトグリさんはまたしても圧巻のステージ。2回めということで前回とは違う部分に注目することができて、新鮮に楽しむことができた。
特に今回はコンクリート造りのステラシアターの特性のせいか、各メンバーの声の「伸び」の部分が顕著に引き出されていて、メンバーもとても気持ち良さそうに歌っていた。
バンドメンバーとのアドリブスキャット応酬も、まだぎこちなかった春の頃からは全く別物というくらいに見事な成長を見せてくれた。
ライブの最後に再び屋根と後ろを開放して花火が上がったのだが、やや「リトグリと一緒に花火を見よう」という事が目的化してしまったきらいがあり、もう少しライブと絡めた演出に出来たはずなのにな〜と、ちょっともったいなかった。
まあこれはこれで夏休みの最後のキャンプファイヤー的風情でほのぼのしていてよかったのだが。
次回また来てくれる時は是非ライブと絡めた感動的な演出を見たい。
それにしてもリトグリのライブは見るたび新鮮な感動がある。
同じ曲でも毎回違った感動があり、つくづくライブは生き物だということを実感させてくれる。
同時に素晴らしいのはリトグリのライブを見に来るお客さんの質の良さ。
みんな純粋に歌を聴きに来ているので、無粋なコールやMIXなどが一切ない。
だから安心して歌と演奏に身も心も委ねることが出来る。これは大事にして欲しい。
次は来年2月の横浜アリーナ。
その時には新しいアルバムも出ているだろうし、彼女たちが一体どんな成長と感動を見せてくれるか今から楽しみ。
ライブ終了後、ステラシアター裏の公園の芝生でしばし夜空を見上げていたら、一筋の流れ星を見ることができた。
彼女たちの思いを載せて輝く道を照らしているかのようだった。
