チェリーの音楽幕府

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J☆Dee‘Z YEAR-END PARTY!!!2018

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12月14日にShibuya TSUTAYA O-WESTで開催された『J☆Dee‘Z YEAR-END PARTY!!!2018』に行ってきた。

チケットは早々にSOLD OUTしたようで、自分が入場した頃にはもう後ろまで一杯で、最近の急激なJ☆Dee'Zの認知の広がりと盛り上がりを実感する。

会場の期待が最高潮に達したところで始まったライブ冒頭は3人のダンスパートから始まり、いきなり『Fun Time Funk!!!』『君にStrike』という俺の大好きな真っ黒なファンキーナンバー2連発で一気に心を持っていかれた。
まるで「これがこれからのJ☆Dee'Zの目指す路線だよ!」と高らかに宣言してくれたようで個人的にはとても嬉しかった。
『君にStrike』の大サビのNonoの「アウトでもセーフでもない微妙な関係〜」が色気すら感じる妖しさムンムンで実にたまらない。
欲を言うならもっとリバーブをサービスしてとろけさせてほしかった所。

その後もノリノリナンバーからミディアムバラードまで怒涛の名曲連発。
聴いていて思うのは改めてJ☆Dee'Z曲は本当にいい曲ばかりだということ。
これなら初めて聴く人でも間違いなく心を掴むことが出来るだろう。

そして何より3人のパフォーマンスの向上のスピードの半端なさ。
J☆Dee'Zのライブを見るのは8月以来4ヶ月ぶりの3回目だったが、毎回観るたびにその急激な歌の上達とダンスのキレには目を見張る。

今回も3人それぞれの歌唱力はもちろん、ダンスで激しく動きながらでも全くブレることのない安定感のある発声と、何よりそんな中でもハーモニーのバランスをそれぞれの声量で自在にコントロールする技術の高さに唸ってしまった。

中盤お召し替えタイムで登場したゲストの11歳の超絶天才ウクレレ奏者近藤利樹くん、全く予想していなかったが、彼が実に素晴らしかったことを付け加えておく。
これまた渋い選曲の『コーヒールンバ』のカッコよさにはシビレた。今後要注目。

近藤くんとのコラボをはさみ、後半は3人それぞれのソロコーナーから。
それぞれの個性が発揮されていてどれも良かったが、やはりここでもNonoの『ひまわりの約束』の情感こもった歌声ににしみじみ聴き入ってしまった。

ライブ終盤はもう怒涛のダンスナンバー連発。
客席も一体になって盛り上がる盛り上がる。

こんな中にあって特筆すべきはMOMOKAの歌の安定感。
激しく踊りながらでも音程の確かさは素晴らしく、特に『Answer』でのMC後の静寂のあと、何のガイドもなくおもむろに発せられる「夜空に今」のスパーンと決まった正確なピッチがとても気持ちいい。
三人のハーモニーのピッチが怪しくなる場面でも、MOMOKAを基準に二人が合わせるようにしているようですぐに復活する。
発声も以前と比べて喉が開いて余裕が出てきたので声量も増し、その持ち前の伸びやかな歌声はライブでは実に頼もしい存在になった。

amiのひときわ目を引く存在感はますます凄みを増している。
その真剣な表情と眼力と魅力的な笑顔のコントラストとギャップには誰しも夢中になってしまうだろう。
最近の急激な歌の進化も素晴らしく、3人の歌のレベルが揃い、名実ともに他に例を見ない歌、ダンス、そしてルックスの3拍子揃った堂々たるボーカルアンドダンスグループとなったと言えるだろう。

アンコールでは待望の1stアルバムリリースが発表され、更には春のツアーの追加公演も発表された。
来年にはジェイディーズのさらなる飛躍が期待され、こんなライブハウスで観られるのも今のうちだけだろうな〜。

ラストの名曲『Melody』では撮影OKとなったが、この素晴らしさを目に焼き付けたく、途中カメラを構えるのも忘れて聴き入ってしまった。

前回のクアトロは自分の位置だと低音が回ってしまってやや聴きづらかったが、今回はそんなこともなく、スッキリしたとてもいいバランスで聴くことが出来た。
今回もバンドの演奏は鉄壁で、特にグルーヴ感があったように感じた。
素晴らしいバンドに拍手。

 ライブが全部終了しても、J☆Dee'Zのライブは非常に満足度が高く、12月の寒空の下でもとても心地よい爽やかな気分で帰路につくことが出来た。

本当に素敵なライブでした。ありがとう!

観るたび進化を遂げるJ☆Dee'Zにこれからもますます注目していきたい。

 

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