チェリーの音楽幕府

音楽の話題が多いと見せかけてそうでもない

一生モノの楽器たち揃う

ここのところ新しい楽器が続々と届いている。
長らく音楽制作から遠ざかってしまっていたが、この際制作環境を一新してみようと思った。

まずはメインシンセ。
今まで使っていたのはBEHRINGERDeepMind 6だったが、これはやたらとプリセットの音色は多い割にはどれもクセが強すぎで全く実用的ではなかったので、単なる仕事用のMIDIコントローラーとしてしか使っていなかった。

そこで汎用的で使いやすそうなシンセをいくつかリストアップした中で一際光ったのがRoland JUPITER-Xm。
他の候補と比べるとやや割高だったが、なんとこの小さなボディにJUPITER-8、JUNO-106、JX-8P、SH-101、XV-5080、RD-PIANOといった若い頃憧れたが手の届かなかったRoland歴代の名機たちの重厚な歴史がぎっしり詰まっているのは驚異としか言いようがない。
これと中身は同じで標準鍵盤仕様のJUPITER-Xという上位モデルもあるが、もう自分はライブで演奏することはないので自宅で制作用に使うためだけにこんなバカデカいのは必要なく、Xmはミニ鍵盤で省スペースだというのもポイントが高かった。
ただこのミニ鍵盤、触ってみたところ標準と比べるとさすがに弾きづらく、おまけにベロシティもシビアな感じだったので、しばらくは慣れが必要かも。

これとKORGのソフト音源、KORG Collectionがあれば、日本が世界に誇る2大シンセメーカーRolandKORGのアナログからデジタルまで歴代シンセの音を一気に網羅できてしまうので、ほとんどのシンセサイザーの音をまかなえてしまう一生モノのシンセを手に入れたと言っていいだろう。

そしてもう一つはAKAI MPC STUDIO。
これは主にHIPHOP系の音楽制作に用いられるもので、これ1台で完パケレベルまで持って行けてしまう優れもの。
と言ってもこれ自体には音は入ってなく、パソコンとUSBケーブル1本で接続し、そこにインストールしたソフトがご本尊で、それを操るコントローラーという解釈でOK。
ルックスはかつてのドラムマシンを思い起こせる馴染みのあるもので、大きさも弁当箱程度なので、普段は立てかけておけば全く場所を取らないのもいい。

そして本日届いたのがこちらのエレキギター
ルックスに一目惚れしたFender Meteora!(左)カッコイイ!

今まで使っていた右のシンラインはシングルコイルモデルのテレキャスなので、ジャキジャキの軽快なカッティングなどにはピッタリなのだが、ふくよかな優しい音はやや苦手だった。
若い頃はそれでも良かったが、自分も歳をとって音の好みも変わってきたので、どうも欲しい音とは距離が出てしまうジレンマを常に抱えていた。

その点新たに買ったメテオラはハムバッカーなのでその辺の不満も解消してくれる上に、スイッチ一つでシングルコイルにもできるので、幅広い音に対応できることだろう。(まだ音出してないけど😅)
アーム付きも欲しかったのでこれでどんな音楽でもできる一生モノだ。

長年愛用したシンラインは、最近ぼっちざろっくを観てギターを始めた18歳の甥っ子に譲ることにした。
若者よ、思う存分ジャキジャキの音を出しまくれ!

というわけで、図らずもシンセ、リズム系、エレキギターと、それぞれ一生モノの楽器がここに揃ったことになる。
人生この先もう新しい楽器を買うことはないだろうというくらい。
もう何年も音楽制作をしていないが、ここまでいつでもどこでもどんな音楽でもすぐに必要な音を得ることができる環境を整えたら、これはもう音楽を作らざるを得ないだろう。

・・・と、自分に期待しつつ、ぼちぼち始めてみよう。
どんな音が出てくるか楽しみだ。