8月12日に21世紀臨調主催で行われた麻生総理と鳩山代表の党首討論をノーカットでやっと見終えた。
前回の党首討論もノーカットで全て見て、「7-3で麻生さんの勝ちだな」と思っていた所、翌日の新聞で『鳩山圧勝!』の記事を見て「ハァァァァァァァ!!!???」とその目を疑った。
テレビのニュースでも、いかにも鳩山さんが優勢であるかのように上手い事切り取り編集してあって、これはテレビニュースと新聞だけを見た人には確かにそう思うだろうな、と納得してしまうほどの巧妙な報道っぷりだった。
しかしノーカットで見ていた俺には、どう考えても納得がいかなかった。
現在のマスコミ、全てにおいてこの調子なのだ。
俺がマスコミを信じられない理由である。
おまけに信じられない事に、今回の党首討論は自民党は前回のその作為的な切り取り編集をされた失敗を踏まえて、地上波放送でノーカットで放送する事を条件にしたにもかかわらず、民主党とテレビ各局はそれを拒否したと言うではないか。
彼らは最初から編集する気満々なのだ。
ノーカットでは都合が悪いという事だ。
結局今回もノーカット版はインターネットで見るしかなかった。
インターネットを見る環境にない新聞やテレビが全てのお年寄りは、これではマスコミの思うがままだ。
今回も余計な先入観を持たないように、ノーカットで全て見終えるまではニュースや新聞は見ないようにした。
ただ今回は1時間半の長丁場だったので、見終えるのが二日掛りになってしまった。
全て見終えた感想。
麻生さんはいつもの通り堂々と落ち着き払っていて、理論武装もしっかりしていて鳩山さんの質問に対する答えも理路整然。
前回はあまり出来なかった自らの政策もまずまずしっかりと主張出来たのではないか。
方や鳩山さんの方は、前回ほどではなかったが、やはり具体的政策よりも感情に訴える印象。
麻生さんに対する質問も何度も同じような要領を得ないものが多かった。
一方自分に対する質問には、何度か言葉に詰まることがあり、しどろもどろで話をそらす印象。
それより何より、自分が答える段になると、とたんに視線が宙を泳ぎ、下を向いてボソボソと声が小さくなってしまうのはいただけない。
今後政権を取った時、魑魅魍魎が蔓延り生き馬の目を抜くおどろおどろしい外交の舞台で本当にこの人で大丈夫なのか、甚だ心許ない。
外交の世界では「友愛」など甘っちょろい事は通用しないのだ。
この点では、俺の最も嫌いな政治家ではあるが、まだ小沢一郎の方が頼もしさはある。
果たして鳩山由紀夫代表が一国の総理大臣の職務に耐えられるのか、心配で仕方ない。
以上、二日掛りでようやく全て見終わり、最終的な結論として、7-3で麻生さんの勝ち。
まあ俺の麻生さんに対する贔屓目の分を差し引いても、6-4で麻生さんの勝ちに変わりない。
これが果たしてどう報道されているのか。
まだ見てないのでこれからゆっくり見てみようと思う。
あーでもニュースはみんな終わっちゃったよね。
見た人どうだった?
皆さんも是非マスコミのいう事をそのまま信じず、自分の目と耳とでノーカットで判断して下さい。
↓
http://allatanys.jp/S001/ex31000.html
そうこうしている間に6党党首討論なんかもあったのね。
いっそがしいな~こりゃ!!!