さてさて、毎月恒例月末修羅場でゆっくり日記を書けない間に、政治の世界は色んなことが起こっていたね~。実に面白い♪
まず呆れたのが、「麻生総理がホテルの高級バーに通っていてケシカラン!」て話。
・・・一体何がいけないんだよ!?
総理がどこで何を飲もうが食おうが自由だろが。
仮にも一国の総理が重要人物と会うのに居酒屋や屋台を使えってのか???
記者会見でこんなくだらん質問をした記者を叱ったら、今度は「逆上」「気色ばむ」「かみつく」あげくの果てには「逆切れ」って書かれる。
ここまでやると言葉を使った暴力だ。
総理大臣も大変だな~。
更に呆れたのがこのニュース(?)の流れで、麻生総理の「帰宅時間」を福田総理と比較して、「福田さんより毎日こんなに帰りが遅いです」なんてやってた。
なんじゃそりゃ?
帰りが遅いってことはそれだけ働いてるってことじゃん。
あんたらと違って夜遊びしてるわけじゃないんだよ。
俺は逆に福田さんは総理の座にありながら毎日そんなに早く帰ってたのかよって驚いたぞ。
マスコミはこんなアホらしい事でしか叩く材料がないのかね???
と思っていたら今度はなんと国会の質問で民主党議員が「総理、カップラーメンの値段を知っていますか?」ときた。
「400円くらい?」と答えたら、さも鬼の首を取ったかのように「総理には庶民感覚がない」と大騒ぎする。
・・・・・呆れて言葉も出なかった。
かつて俺が貧困の底辺の生活をしてる頃(今も大して変わらんが)、カップラーメンなんて贅沢品の値段なんて知らなかったぞ。カップラーメン買うくらいなら袋入りの方が全然安いし、そもそもあんまり美味しいとも思わなかったのと身体に悪いと思ってたのもあるが。
今はなんとかカップラーメンくらいは買えるようになったので値段は知ってるけどね。
ただこの議員が得意げに正解とした170円じゃ絶対買わんがな。
こないだ久しぶりに88円で売っていたのでまとめ買いしたぞ♪
つーか400円のカップラーメンだってあるんじゃねーの? 別に間違ってはいないだろ。
そもそもこの質問をしたのが国会の外交防衛委員会という重要な席。
カップラーメンの値段を知らないとつまらん揚げ足を取る事が、外交防衛という議題に一体何の関係があるというのか?
仮にも国民に選ばれた議員なのだから、国会のしかも外交防衛委員会という大事な問題を話し合う場所で、あまりにも低レベルな質問をしないで欲しい。
野党の議員はこんなくだらない事で揚げ足を取っていないで、そんな暇があるなら政策の問題点をもっと追求するべきではないのか?
あなた方の仕事はそれだろうに。
そもそも麻生さんが庶民じゃない事なんて誰だって知ってるよ。
ていうかそれ以前に俺は総理大臣にはカップラーメンなんて食って欲しくないけどな。
さてそんな麻生総理、解散を巡ってマスコミ、野党はもちろん、与党までをも面白いくらいに翻弄している。
まあ当然の事ながら解散権は総理の専権事項なので、今すぐ解散しようが、来年の任期一杯まで持たせようが、それは総理の自由。
そもそもせっかく衆議院で与党2/3の議席を持っているのに、明らかに現状より減る事がわかっている選挙をやって何もむざむざ議席を減らす必要はないんだけどな。
負けるとわかっている選挙はやらない。まあ当たり前だよね。
敵を欺くにはまず味方から。
つーか、選挙なんてやってる場合じゃなくなっちゃったしな。
経済対策何とかせんと!中川さん頼むよ!!!
さて、ここまではかなりよくやっている麻生さん。
唯一、疑問に思ったのが、定額給付金ってやつ。
そりゃもちろん貰えるもんなら貰いたいのが人情だが、果たして本当に景気回復に効果があるのか?
お金もらってもみんな貯金しちゃうんじゃないの?
何年か前の地域振興券なんてほとんど効果なかったっていうじゃん。
これぞホントのバラマキじゃないの?
たぶん解散を遅らせた見返りの公明党との妥協の結果なんだろうな。
それと引き換えみたいな感じで消費税UPを持ち出したのも印象が悪い。
現在の年金制度では間違いなく将来破綻する事はわかっているので、消費税UPは不可欠だ。
ならば正々堂々と主張して欲しかった。
麻生さんは、消費税一律UPではなく、食料品などは据え置いてもいいんじゃねーの?という持論を持っているので、それをもっと堂々と主張して欲しい。
少なくとも俺はこれを政治家の口から聞いたのは麻生さんが初めてだ。
もしくは、昔は贅沢品にのみ掛かる物品税ってのがあったけど、格差格差言うんなら今こそまたそれを復活させてもいいんじゃねーの?
「贅沢品の線引きが困難」て言うなら、いっそのこと例えば10万円以上のものに一律課税するってことにしちゃえば恨みっこなしでいいじゃん!
1000円のものが1100円になったらそりゃ痛いけど、100万円のものが110万円になっても100万出せる人は問題なく買うだろ。
それとセットで、「多過ぎる議員定数を減らします!」なんて言ってくれたら間違いなく選挙に勝てるよ。
さて、次に起こったのが航空自衛隊幕僚長の論文が問題になって更迭された事件。
うーん、これはまあ、立場の問題かな。
その論文を読んでみたが、俺個人的にはおおむねとても同意できる内容だった。
ちょっと荒っぽい所もあるが、言いたい事はとてもよく分かる。よくぞ書いてくれたってくらい。
これが、自衛隊を退職してからだったら何の問題もなかったんじゃない?
問題は現職の幕僚長だったってこと。
おそらく本人は、先だっての中山さんの日教組発言と同様、覚悟の上の行動だったとみる。
現職の閣僚、幕僚長が、これまでタブーとされていた発言を敢えてする事で、問題提起のきっかけとし、新たな議論の出発点を切り開く、という意味で。
中山さんの時もご本人は辞職したけど、その後橋下知事なんかが日教組問題を正面から議論する大きなきっかけになったよね。
タブーがあってはいけないんだ。何事も、そう、例えば核兵器保有論も、全てはまず議論する所から始めなければいけない。議論する事すらタブーにしていてはいけない。
だから引退してからでは意味がなくて、敢えて現職の時に捨て身の覚悟でやった事に意味がある。
左翼全盛の80~90年代はこんな発言一つで大臣の首が飛ぶだけでなく、その意見そのものも「妄言」として封殺されてしまったけど、今はこうして議論されるだけよくなってきてる。
でもまあ首を切られるのはある意味仕方ないかな~。
麻生さんもそれがわかっていたのか、対処が早かったね。
これが安倍さんだったら忍びなくて引きずってまた叩かれていたかもね。
で、何?参考人招致???
それは逆に望む所でしょう!!!
国会という場で主張できたらインパクトはすごいな。
まあ民主党も本気じゃないだろうけど。
ま、当分解散がなくなったって事で、ウチの選挙区の民主党議員はあれだけやかましかったのに、パッタリ静かになったよ(笑)。
今はとりあえず、アメリカ大統領にオバマが選ばれた事を見て、今後世界がどう動いていくのかをしっかり見極めて、まずは経済対策をしっかりやってもらいたいね。
よろしくお願いします。