チェリーの音楽幕府

音楽の話題が多いと見せかけてそうでもない

Live・音楽

挾間美帆『ザ・モンク:ライヴ・アット・ビムハウス』

今年のグラミー賞に挾間美帆さんという日本人がノミネートされていることを知った。どんな人なのか知らなかったので、ためしに『ザ・モンク:ライヴ・アット・ビムハウス』というアルバムを聴いてみた。 ややややや!!!これは凄いぞ!!! 1曲めの『セロニ…

音楽制作ソフトの10年今昔

音楽制作環境を整えるにあたって、10年前に使用していた音源ソフトたちの大オーソライズ大会実施中。 10年前のソフトなんてほとんど使えなくなっているだろうと諦めていたが、ところがどっこい、ほとんどのソフトが今も同じように使えることが判明。やっぱり…

音楽制作再開元年

2020年になりました。あけましておめでとうございます。 山梨に移住して6年目に入った。そもそもの移住の目的は、都会の煩わしさから逃れ、自然に囲まれて落ち着いた環境でじっくり腰を据えて音楽を作れるように、だったはず。しかしながらいざこちらに暮ら…

歴代の銘機の音を楽しむ KORG Collection

KORGの歴代の銘機を集めたソフト音源KORG Legacy Collection。10年以上前に愛用していてM1とかMonoPolyとかめちゃめちゃ重宝してよく使っていた。 最近これを10年以上ぶりに立ち上げてみて、さすがにもう使えないだろうと思ったら、まだしっかりサポートは続…

BEHRINGER DeepMind 6

ベリンガーのアナログシンセDeepMind 6 をようやく箱から出した。早速音出ししてみたけど、プリセットが沢山ありすぎてまだ全部聴ききれない。第一印象としてはプリセットはかなりエフェクト込みなのでエフェクトを切った時にどうなるか。フィルターの効き具…

スティーヴィー・ワンダー『Songs In The Key Of Life』

今更ながらスティーヴィー・ワンダーの『Songs In The Key Of Life』の凄さに衝撃を受けている。神がかり的な楽曲と演奏と歌、その全てが素晴らしすぎる。実は自分はスティーヴィー・ワンダーは主にベスト盤で聴いていて、アルバム単位では『Talking Book』…

Jewel First Tour ~Unveiling~ @静岡LIVE ROXY 2019.10.27

J☆Dee'ZがJewelに改名して初のツアー、~Unveiling~の静岡公演に行ってきた。 自分にとっても突如改名を発表した6月のライブ以来、Jewelのライブとしては初めてということで大きな期待を持って臨んだが、しっかりその期待に応えてくれた。 毎回見るたびに進化…

Miles Davis 『RUBBERBAND』

知らぬうちにマイルス・デイヴィスの新アルバムが出ていたらしい。とはいえお蔵入りになったものなのであまり期待しないで聴いたら、これ、めっちゃいいじゃん!時期的には1986年、マイルス最晩年の『Tutu』の頃らしい。この時期のマイルスは個人的にはあま…

大貫妙子アルバムレビュー 〜その3〜 (1983〜85)

前作までのいわゆる「ヨーロッパ3部作」で世界を確立した大貫さん。これ以降は格別ヨーロッパにとらわれることなく、更なる幅を広げた独自のポップ路線を広げていく。 7. Signifie('83) 前作『Cliche』でついに本場フランスレコーディングを果たしついにモ…

大貫妙子アルバムレビュー 〜その2〜 (1980〜82)

78年の『MIGNONNE』発表後、2年間の空白期を経た大貫妙子は、それまでのイメージからガラリと変貌して復活した。ヨーロッパをテーマにした彼女の音楽性はその後そのまま彼女のイメージそのものとなり、ここから彼女の快進撃が始まる。 自分が彼女の音楽に初…

J☆Dee'Z 1stフルアルバム『Jewel』を聴いて

J☆Dee'Z(ジェイディーズ)待望の1stフルアルバム『Jewel』が2月にリリースされた。 新曲は4曲であとは全て既発シングル曲で、デビューからこれまでのキャリアをまとめたJ☆Dee'Zのベストアルバムと言える内容。しかし冒頭からいきなり新曲が2曲連続して始ま…

大貫妙子アルバムレビュー 〜その1〜 (1976〜78)

ユーミンのアルバム全てを聴き終わって、次は大貫妙子を制覇したいと考えた。 自分にとっては特に80年代は生活の中心にあったと言っても過言ではないくらいに聴きまくっていた大貫妙子だが、90年代以降はすっかりご無沙汰してしまっていたので、これを機会に…

松任谷由実 TIME MACHINE TOUR 日本武道館

昨日のユーミン武道館から一夜明けても未だその余韻から醒める気配がない。 とにかくその舞台装置、演出、衣装、そして何より優れた楽曲、これほどあらゆる方面で観客を楽しませてくれるエンターテインメントショウは他を探しても中々ないのではないだろうか…

今更ながらの後追いで聴くユーミンアルバムレビューーその12ー短評とまとめ

去年の9月にサブスクリプション音楽配信サービスで全アルバムが配信されたのをきっかけに、これまでほとんど聴いてこなかったユーミンをこの機会に聴いてみようかなと軽い気持ちで思い立った。 正直、ユーミンは以前はあまりいい印象がなく、それどころかど…

さらば赤坂グラフィティ

赤坂グラフィティでの最後のペーソス艦隊ライブが無事終わった。 演奏自体は今まで感じたこともない緊張の中どうにかこうにかこなしたが、それ以上に、わざわざ駆け付けて来てくれた当時一緒に頑張っていた仲間たちや待ちわびて下さっていた方々と沢山再開す…

ペーソス艦隊と赤坂グラフィティ

ライブハウスの名店、赤坂グラフィティがこの5月の連休をもって閉店する。自分が12〜13年前にやっていたペーソス艦隊というユニットのホームグラウンドで、当時は大変お世話になった思い出深い場所。この度の閉店に伴い、ラスト週にありがたいことに久しぶり…

J☆Dee'Z(ジェイディーズ)Spring tour 2019 〜Music Athletic!!!〜 @静岡LIVE ROXY

J☆Dee'Z春ツアー全7公演の5公演目、静岡 LIVE ROXY に参加してきた。自分にとっては1発目の新宿ReNY以来ちょうど1ヶ月ぶり。 新宿の時にもう既に「最初から仕上げてきたな〜」と驚いたが、ツアーを重ねながらJ☆Dee'Zはハーモニーを徹底的にブラッシュアップ…

今更ながらの後追いで聴くユーミンアルバムレビューーその11ー(2003)

1973年の『ひこうき雲』から2016年の『宇宙図書館』まで、実に43年間に及ぶユーミンの全てのオリジナルアルバム38枚を辿ってきたが、その間2003年にユーミンが他者に提供した楽曲のセルフカヴァーアルバムがあった。全曲新録でおまけにかなりクオリティも高…

今更ながらの後追いで聴くユーミンアルバムレビューーその10ー(2013-2016)

長きに渡って荒井由実デビュー作『ひこうき雲』から1作ずつ追ってきたアルバムレビューもついに最新作までたどり着いた。 時代はいよいよ2010年代。還暦を迎えようとするユーミンである。 37. POP CLASSICO('13)松任谷由実 冒頭、オーケストラのチューニン…

J☆Dee'Z(ジェイディーズ) 9thシングル 『明日も、世界は回るから。/Re:100万回の「I love you」』を聴いて

J☆Dee'Zの9thシングル 『明日も、世界は回るから。/Re:100万回の「I love you」』がリリースされた。この記事はその時(去年の11月)に途中まで書いていたのだが、気がつけばもう次のアルバムがもうすぐリリースとなるので、慌てて公開することにする。うっ…

Little Glee Monster 日本武道館

リトグリの武道館から数日が経過してもまだその興奮と感動から抜け出せない。 リトグリにとって2年ぶりの武道館公演。その2年前の時は見逃していたので、自分にとっては初めて武道館で観るリトグリ。その初日に参加した。 今回の武道館公演は『Calling Over!…

Little Glee Monster 4thアルバム『FLAVA』を聴いて

リトグリ待望の4thアルバム『FLAVA』がついにリリースされた。 今回も昨年リリースされたシングル曲&カップリング曲に新曲4曲というラインナップは昨年1年間のベスト盤といった内容。 このアルバムの印象を一言で言うと、陳腐な言葉になってしまうが「少女…

Qlair → J☆Dee'Z へと受け継がれた楽曲派アイドルの系譜

その昔、Qlairという3人組がいた。 当時のアイドル界においては驚くほどの優れた楽曲と3声のハモりを取り入れた楽曲派グループだったが、時はアイドル冬の時代、優れた作品を残したものの志半ばで解散してしまった。 自分は今J☆Dee'ZにQlairの幻を見ているの…

今更ながらの後追いで聴くユーミンアルバムレビューーその9ー(2004-2011)

最近になってユーミンを聴き始めた自分にとって、先日の紅白歌合戦出場は非常にタイムリーだった。とはいえ、最近の彼女の生歌には不安のほうが大きく、生出演には半信半疑だった。しかし蓋を開けてみたら、そんな不安はどこかに吹っ飛ぶほどのさすがのスタ…

今更ながらの後追いで聴くユーミンアルバムレビューーその8ー(1997-2002)

90年代に入り、『真夏の夜の夢』『Hello,my friend』『春よ、来い』と続けざまに大ヒットを飛ばしたあと、そう言えば自分の記憶ではパッタリとユーミンの曲の印象は残っていない。 実際、当時はドリカムなど若手の台頭があり、一気に世代交代の波が押し寄せ…

J☆Dee‘Z YEAR-END PARTY!!!2018

12月14日にShibuya TSUTAYA O-WESTで開催された『J☆Dee‘Z YEAR-END PARTY!!!2018』に行ってきた。 チケットは早々にSOLD OUTしたようで、自分が入場した頃にはもう後ろまで一杯で、最近の急激なJ☆Dee'Zの認知の広がりと盛り上がりを実感する。 会場の期待が…

今更ながらの後追いで聴くユーミンアルバムレビューーその7ー(1993-1997)

80年代後半から90年代にかけてのバブル絶頂期のバカ売れ時期を過ぎ、社会的にはバブルは弾けるも更なるセールスを求められる中、新たな音楽を探求し続ける試行錯誤の時期に入った感がある。 さて、そんな状況で90年代のユーミンは一体どんな作品を作っていっ…

今更ながらの後追いで聴くユーミンアルバムレビューーその6ー(1989-1992)

時代はついにバブルに突入し、ユーミンのアルバムもシンクラヴィアを導入したド派手なデジタルサウンドや歌詞の内容などにその影響が色濃く現れるようになってきた。 80年代前半はクオリティの高いアルバムを連発していたが、前作でその勢いが突然失速したこ…

今更ながらの後追いで聴くユーミンアルバムレビューーその5ー(1985-1988)

ユーミンのアルバムを時代順に1枚ずつじっくり聴くことを始めて、少しずつ時代を追って追体験していくうちに、いつしか「次のアルバムはどんなだろう?」と、ワクワクしてきている自分に気づいた。同時に当時の時代の空気なんかも併せて思い出すことで、その…

今更ながらの後追いで聴くユーミンアルバムレビューーその4ー(1982-1984)

前作、名盤『昨晩お会いしましょう』からいよいよユーミンの80年代快進撃が始まった。 13. PEARL PIERCE('82)松任谷由実 前作『昨晩お会いしましょう』に引き続き、落ち着いたAORサウンドに更にブラック・コンテンポラリー要素が加わった感じで、聴いてい…