2020-01-01から1年間の記事一覧
アフリカシエラレオネでダイヤモンド採掘をめぐる苛烈な内戦と、それに関わる外国人ブローカーの物語。 内戦のシーンはかなり残虐な部分もあり、目を背けたくなる。そもそもその内戦も高値で取引されるダイヤモンドの密輸のために外国人ブローカーが武器を売…
幼少時代に映画に魅せられた少年が、街の映画館の映写技師と仲良くなり、やがて挫折と別れを経験し街を離れ、その後成功を収めたのちに数十年ぶりに故郷に帰り、かつての記憶の跡を辿り、人々の思いを知るという、ベタではあるがとにかくノスタルジー満載の…
12月8日に渋谷O-EASTにて行われた「Jewel Anniversary LIVE 2010-2020 THIS IS ME」に行ってきた。 本来であれば6月に行われるはずだったこのライブ、コロナ禍により約半年の延期を余儀なくされ、12月に行われることになった。しかし半年経ってもコロナ禍は…
サイコロを振って出た目のコマに記されている出来事が本当に起きてしまう、世にも奇妙なスゴロクのお話。 設定も面白く、好奇心を沸き立て、ファンタジーやホラー要素もあって、前半は一体何が起こるのかワクワクしてとても楽しく見ることができた。 しかし…
『エール』が終わった。途中コロナの影響で長期間の撮影中断があったりして当初の構想からはかなりかけ離れてしまったであろうことが容易に想像されて気の毒だったが、それを差し引いたとしても失敗作だったと言わざるを得ない。最も致命的だったのは、登場…
『セーラー服と機関銃』を観た流れで、同じ薬師丸ひろ子主演のこちらも観てみた。大林宣彦監督作品ということで期待していたが、うーんこれは…。大林監督の後年の作品に見られる叙情性は大好きなのだが、ここではまだそれは見られず、ただひたすら安っぽい映…
例年は九州で行われるはずが、今年はコロナの影響で両国国技館で開催された大相撲11月場所。しかし先場所に続き白鵬・鶴竜の両横綱が初日から休場、おまけに期待された新大関正代と、優勝候補筆頭だった大関朝乃山が相次いで途中休場と、前半戦からいきなり…
セーラー服姿の薬師丸ひろ子が、機関銃を乱射し、恍惚の表情で「カ・イ・カ・ン」と呟く。あまりにも有名なこのシーンは当時一世を風靡し、学校の教室ではみんながこれを真似た。TVCMでも散々流れたので、映画を観ていなかった自分も一緒になって真似してい…
待望のApple M1(Apple Silicon)搭載Mac、大方の予想通りまずはMacBook2機種とMac miniで登場。ふむ、Mac miniか…。大昔はMac純正のディスプレイときたらメチャメチャお高かったという頭があるので今まで選択肢になかったが、それは昔の話で今は普通に市販…
自分は子供の頃からお小遣いというものを貰っていなかったので、映画館に行って映画を観るという習慣もなく、大きくなってからもアルバイトしたお金は全て楽器代に消えていったので、レンタルビデオ店でビデオを借りて家で観るということもなかった。なので…
雪山の大絶壁で繰り広げられるシルヴェスター・スタローン主演の大アクション映画。 とにかくスタローンの強靭な肉体を駆使したアクションが素晴らしい。ストーリー的には悪役がとにかくイケスカない悪いヤツで、不死身のスタローンが何度も死にかけながらピ…
「他人の夢に入り込んで、潜在意識を操作して情報を抜き取ったり植えつけたりする」お話。ディカプリオと渡辺謙が出ているので、公開当時は日本でも話題になったのではないだろうか。 アイデアは面白いと思ったが、何しろ夢の世界が、夢の中のまた夢という具…
そのタイトル通り、スターリンの突然の死から最終的にフルシチョフが権力を掌中に収めるまでの大混乱と権力闘争をブラックコメディタッチで描いた作品。 コメディタッチとは言え、実際には映画中ひっきりなしに人々が処刑され、ギャグも日本人には馴染めない…
『野火』と言えば、中学生くらいの時に初めて読んで、人肉食というタブーを描いたそのあまりの衝撃に震撼し完膚なきまでに叩きのめされ、それまで児童文学くらいしか知らなかった自分に「大人の本格小説というのは物凄いもんだ」というのを教えてくれた大岡…
第二次大戦中、ドイツ支配下のチェコのレジスタンスの実行部隊が、ナチスNo.3と言われて暴虐の限りを尽くして恐れられていたハイドリヒを暗殺する計画の一部始終を描いた映画。 映画後半、作戦実行シーンからその後のナチスによる報復のレジスタンス掃討作戦…
2度目のキャンプに行ってきた。場所は前回同様西湖。ここは安くてとてもよい。2度目ということで色々慣れてきたので、今回は食材も用意してみた。ホタテ焼き美味かったლ(´ڡ`ლ) 今回は前回のように強風や雨に悩まされることがない穏やかな夜だったので、ぐっ…
ビーチボーイズ50周年企画未発表テイク集、1964年のも出ていたことに気がついた。 1964年のビーチボーイズといえば、出す曲出す曲大ヒット連発の名曲だらけのまさに黄金期ど真ん中。個人的にはビーチボーイズとシュープリームス、そしてジャクソン5の音には…
ビーチボーイズ50周年企画、続いては『1968 - I Can Hear Music The 20/20 Sessions』こちらは1968年に録音された『20/20』の未発表セッション集。 ビーチボーイズの暗黒期はまだまだ続いており、マハリシ・ヨギとのツアーは大失敗に終わり、ブライアンの精…
ビーチボーイズ50周年企画、続いては『1968 - Wake The Word The Friends Sessions』 こちらは1968年に録音された主に『Friends』にまつわるセッション集。前年に引き続き1968年のビーチボーイズも相変わらず暗黒期が続いていたが、そんな中で生まれた奇跡の…
ビーチボーイズ50周年企画、続いては『1967 - LIVE Sunshine』こちらは1967年7月に行われたハワイでのライブと、11月に行われたバッファロー・スプリングフィールドとのツアーのライブレコーディング。 しかしながらハワイ公演はご丁寧に2日分のリハーサル音…
この4連休で各地は大変な人出で、ここ富士五湖周辺も多くの人で賑わっていたようだ。コロナがまだまだ猛威を振るう中ではあるが、経済を動かすためには結構なことであり、やむを得ないことでもあると思う。 しかしいざ自分はというと、まだまだ人混みには出…
コピーに「現代にタイムスリップしたヒトラーがモノマネ芸人として大ブレイク!」とあるので笑えるコメディ映画かと思ったら、いやいやこれは全く笑えない。 作中の街頭インタビューがどこまでガチか仕込みか判別できないけれど、ヒトラーに対する複雑な感情…
去年の暮からずっと準備をして楽しみにしていたが、コロナだなんだでずっと延び延びになっていた待望の初キャンプに行ってきた。 場所は近所の西湖畔。テントの中から寝転がって見える美しい湖面が壮観! 富士五湖では主に富士山が見えるキャンプ場が大人気…
ヒトラー絡みの作品は政治的メッセージがこめられているのではないかという先入観があったので、これもその辺を警戒して観始めたが、過度な演出や露骨な批判も称賛も善悪の表現も極力抑え、淡々とヒトラーが自決するまでの出来事をドキュメンタリータッチで…
突然ビートルズの存在しない世界に飛び込んだ主人公がビートルズの曲を歌うとどうなるか。「もし自分がビートルズになったら?」そんなロック好きなら誰もが一度は夢想するようなシチュエーションを描いた映画で、観る前は楽しみにしていた。 しかし映画の出…
安倍総理が辞意を表明した。 病を抱えながら長期に渡る政権運営にのしかかる責任と重圧は如何ほどのものだったか、想像するに余りある。まずは一国民として「お疲れさまでした」と言いたい。 政治の評価は、どの点に重きを置くかで人それぞれ変わってくるも…
自分にとって生涯の出逢いとなるかもしれないバンドと出逢ってしまった。その名は「Lamp」。 最近AmazonMusicのディスカバリーで教えてもらってとても気に入った、MinuanoというユニットのVocalの榊原香保里さんが元々所属するバンド。そもそもMinuanoはLamp…
昔から譜面を書くのが嫌いだったので、何かメロディが浮かんだ時は古くは自宅の留守電、そしてボイスレコーダーへ鼻歌録音、または簡単なMIDIデータにするなどして記録していた。しかし段々面倒になっていき、そんなものは後から確認することもなくなり、い…
ビーチボーイズ50周年企画、続いては『1967 - Sunshine Tomorrow 2 The Studio Sessions』。こちらは前作の続きで、やはり1967年に録音された主に『Smiley Smile』と『Wild Honey』のアウトテイク集。演奏トラックのみのいわゆるカラオケバージョンも揃って…
最近ビーチボーイズの60年代後半のアルバムがリリース50年を記念してステレオリミックスされたりアウトテイクが大量にリリースされているので、備忘録を兼ねて記録していくことにする。 まずは『1967 - Sunshine Tomorrow』。これの目玉は1967年リリースの『…