チェリーの音楽幕府

音楽の話題が多いと見せかけてそうでもない

私を通り過ぎた音たち

Qlair → J☆Dee'Z へと受け継がれた楽曲派アイドルの系譜

その昔、Qlairという3人組がいた。 当時のアイドル界においては驚くほどの優れた楽曲と3声のハモりを取り入れた楽曲派グループだったが、時はアイドル冬の時代、優れた作品を残したものの志半ばで解散してしまった。 自分は今J☆Dee'ZにQlairの幻を見ているの…

由紀さおり&ピンク・マルティーニ『1969』の衝撃

噂の由紀さおり&ピンク・マルティーニ『1969』早速ダウンロードした。 「海外で大ブレイク!」という謳い文句をそのまま額面通り真に受けるほどうぶではないけれど、そもそも由紀さおりがビッグバンドをバックに歌謡曲が一番面白かった1969年の流行歌を唄う…

突然ですが、-2-

さあお待ちかね(?)『30年越しのYMO好きな曲ランキング』いよいよBEST5の発表です。 まずは5位は『Castalia』('79)! この曲、小学生の当時はよくわからなかったけど、高校生くらいになって突然ビビッときました。 教授独特のクラシカルなハーモニーと映像…

突然ですが、

大貫妙子&坂本龍一『UTAU』以来、すっかり自分の音楽のルーツに回帰モードにハマっています。 てなわけでここでおもむろに『30年越しのYMO好きな曲ランキング』を作ってみようと思い立ってしまった。 それにあたってまずは、それぞれのアルバムから好きな曲…

UTAU

大貫妙子&坂本龍一の『UTAU』が尋常じゃなく素晴らしい。 正直言ってしまうと実は教授のピアノには食傷気味だったし、大貫さんの最近の一文字一文字切ってリズムを溜めて歌う大御所演歌歌手のような歌い方があまり好きではなかったので買うのを迷っていたん…

Woman

久しぶりにこの曲聴いた。やっぱり涙が出るほど素晴らしくいい曲だ。 歌唱力も今聴くとなかなかどうして、大したもんだ。 こんなに伸びのある素敵な声をしてたんだね。 歌い出しは緊張の為か硬いが、段々とオーケストラに乗せられて聴いている人をぐいぐい引…

エレピを弾くBill Evans

Wes Montgomeryの流れで今度はBill Evans。 Bill Evansといえば、60年代初めにMiles Davisのバンドに参加し、その後も自身のトリオでJAZZ界に革命的な功績を残したピアニスト。 『Portrait In Jazz』や『Waltz For Debby』といった歴史的名盤を残している。…

夜明けのコーヒーのお供は

Wes Montgomeryといえば誰もが知ってるジャズギタリスト。 オクターブ奏法が特色で、『Full House』や『The Incredible Jazz Guitar』といった名盤中の名盤がある。 それがいいのはもちろんなのだが、それ以外にもお気に入りの一枚があります。 A Day in the…

コリーヌ・ベイリー・レイ

ここ最近自分の中で話題沸騰中のradiko.jp。ラヂ子ちゃん♪ ある日そのラヂ子ちゃんでInterFMを聴いていたら、何の前触れもなく突然ある曲が飛び込んできた。 その曲はその瞬間に俺をノックアウトしてしまった! 一体誰だこれは!!!??? そこがネットとラ…

もちろん、オフコース。

前回の『私を通り過ぎた音たち』の続きです。 俺にとって小学校高学年~中学生の頃の音楽に目覚めた当時の『神』といえば、まずは頂点に君臨するのがYMOとその一派、ちょっと距離を開けてRCサクセション、そしてオフコースだった。 YMOやRCはともかく、その…

私を通り過ぎた音たち~高橋幸宏・立花ハジメ

ここ最近、自分が最も多感な10代の頃に聴いていた音楽、すなわちその後の自分の血となり肉となった音楽を改めて聴き直すようにしている。 つまりはまあ『自分のルーツ探し』みたいな。 もちろん中には「何でこんなのがいいと思ったんだろう?」と理解に苦し…

昭和歌謡強し。

昨日のmixiミュージック履歴アーティストTOP50に続いては楽曲編。 とはいえ46位が何曲もあったので全部入れていたらエラいことになってしまった アーティスト部門では単純にiTunesに沢山入っている人の勝ちだったが、楽曲別となるとこれは自分の意志で選んで…

TOPアーティスト50発表!

iTunes話題の流れでもう一つ。 先頃惜しまれつつも終了してしまったmixiミュージック。 自身の音楽履歴の記録として非常に優れたツールだったので、終了してしまったことは本当に残念だったが、この度その罪滅ぼしのつもりなのか、mixiミュージックを利用し…

永遠に歌い継がれるメロディー

またしても素晴らしいミュージシャンがこの世を去ってしまった。 三木たかし。 改めて彼の残した数々の楽曲を振り返ってみたら、あまりにもその大きな功績に言葉を失ってしまった。 そして彼の音楽がいかに自分の中の大きな部分を占めて息づいているのかを思…

キヨシロー!!!

やっぱり大きな声でカタカナでこう叫びたいよね。 さて・・・何から話せばいいんだろう? 出会いは確か中一の時。 初めての制服に身を包んで大人の階段の最初の一歩を昇り始めたちょうどその時に、安物のトランジスタラジオから耳に飛び込んできたのがRCサク…

私を通り過ぎた音たち 『ゆうゆ』

うしろゆびさされ組 うたの大百科 その3 ゆうゆ(2004/05/19)ゆうゆ、ケラ&YuYu 他商品詳細を見る ~私を通り過ぎた音たち 『うしろゆびさされ組』より続く~ うしろゆびさされ組で試されたアイデアの数々が、まとめられ、昇華され、ついに完成したのがゆうゆ…

私を通り過ぎた音たち 『うしろゆびさされ組』

うしろゆびさされ組 うたの大百科 その1 うしろゆびさされ組(2004/05/19)うしろゆびさされ組、おニャン子クラブ 他商品詳細を見る たま~にアマゾンを探索していると、思わぬものにブチ当たることがある。以前紹介した『Qlair Archives』もそうだったが、ま…

私を通り過ぎた音たち 『Qlair』

クレア、と読む。 90年代初頭、乙女塾からCoCo、ribbonの後を追ってデビューした今井佐知子、井ノ部裕子、吉田亜紀による三人組。 CoCoやribbonの陰に隠れて世間的には地味な存在ではあったが、その楽曲のクオリティの高さは飛び抜けており、世にアイドルグ…

私を通り過ぎた音たち 『ハナ肇とクレイジー・キャッツ』

クレイジーシングルスハナ肇とクレイジー・キャッツ (1991/02/27)東芝EMIこの商品の詳細を見る ずっとここに書きたいと思っていた。 俺がこの世で最も愛する音楽なだけに気合いが入り、かえってなかなか書く機会がなくずるずると先延ばしにしてしまっていた…

私を通り過ぎた音たち 『JAPAN』

Tin DrumJapan (2006/05/29)Virginこの商品の詳細を見る 俺が生まれて初めて観に行ったライブ、それがJAPANの武道館でのラストライブだった。 今思えばこれってかなり幸せな事かもしれない。当然そのサウンドがもたらす衝撃はいたいけな俺を完膚なきまで打ち…

私を通り過ぎた音たち 『大貫妙子』

間違いなく俺が最もたくさん聴いた女性歌手がこの人だ。 そして俺にとってはやはりアレンジャー坂本龍一と作り上げた世界が一番好きだ。 シュガーベイブ解散後ソロ活動に入り、最初の「Grey Skies」('76)「SUNSHOWER」('77)から既に坂本龍一が関わっていて、…

私を通り過ぎた音たち 『坂本龍一 (1)』

このブログを初めてもうすぐ一年。 analers時代から数えたら実に八年(!)に渡って姿形を変えつつこの日記を書き続けていることになる。改めて八年前に遡って読んでみると、今とキャラが全然違って自分でもおもろいな♪ しかしそんな長きに渡って書き続けて…