チェリーの音楽幕府

音楽の話題が多いと見せかけてそうでもない

11月に読んだ本

湊かなえ『告白』

最初から最後まで緊張感が持続し一気に読まされた。

同じ出来事が複数の人物の視点から語られることによって現在の教育現場の常識と建前と現実の矛盾がこれでもかと曝される。

そこに正解などはなく全く救いはない。教師視点の第一章が全て。

映画も観てみたくなった。

告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)

告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)

 

 

吉川英治私本太平記 7・8』

正直第一巻から苦行の連続で中々進まず、そのうち面白くなるだろうと期待しながら半年以上かかってようやく最終巻まで辿り着いた。

題材の性格上群像劇であるとはいえ最後まで主人公の姿が希薄だった気がする。

私本太平記(七) (吉川英治歴史時代文庫)

私本太平記(七) (吉川英治歴史時代文庫)

 
私本太平記(八) (吉川英治歴史時代文庫)

私本太平記(八) (吉川英治歴史時代文庫)