チェリーの音楽幕府

音楽の話題が多いと見せかけてそうでもない

NHK連続テレビ小説『オードリー』再放送終わる

24年前の朝ドラ『オードリー』の再放送が最終回を迎えた。
歴代の朝ドラの中でもあまり語られることの少ない作品で、当時観ていなかった自分にとっては、どんなストーリーかもも知らないし、ヒロインはその後消えてしまっていてどんな女優なのかも知らないということもあり、さほどの期待もなく観始めた。
しかも序盤の子役時代が長くてつまらなくて何度も脱落しかけたが、満を持してヒロインが登場して舞台が映画撮影所に移ってからは俄然面白くなって毎日観るのが楽しみになった。
途中ツッコミどころも多かったがそれはそれで面白く、特に中弛みすることもなく最後まで継続した。
 
ヒロインの岡本綾は撮影当時17歳にしてよくぞこの大役を頑張っていたし、長嶋一茂は演技こそ拙かったものの存在感は抜群で、この後役者としての活躍がなかったのは本人にその気がなかったのかな?
まだ無名だった堺雅人佐々木蔵之介がこれに出演したことがきっかけになってその後人気が出たようだが、確かに二人ともそうなることを予感させる素晴らしい魅力を放っていた。
自分にとっては『おしん』や『あまちゃん』のような傑作とまでは言えないが、『マッサン』『まんぷく』『らんまん』と同等くらいの佳作と言っていいのではないだろうか。
唯一主題歌だけはイケなかったが・・・。
 
さて、来週からの再放送枠は『カーネーション』か。とても面白い作品ではあるが、何度も観るにはちょっとお腹一杯になるタイプなので今回はパスかな。