チェリーの音楽幕府

音楽の話題が多いと見せかけてそうでもない

やりたい放題ですね、

小沢さん。

日本をどうするつもりですか?

民主党小沢幹事長が、国会議員143人とその支持者ら600人以上をゾロゾロと引き連れて中国を訪問した。

何故この一刻も早い景気対策が望まれる予算編成の大事な時期に、国を離れてそれほど多くの国会議員を引き連れて行く必要があったのだろうか?

自分の力を誇示する為か。

臨時国会を早く終わらせたのは、政治資金疑惑のもみ消しともう一つはこの為だったと思われても仕方ない。

そして行った先では、胡錦濤国家主席の前に我が国の国会議員が金魚の糞のように行列を作って、ペコペコと媚びへつらいながら流れ作業の『握手と撮影会』。

このなんとも見苦しい映像が世界中に流れたかと思うと情けない。

一体彼らは何をしに行ったんだ?

選挙用のポスター作りの為?

どういう気持ちであの場に臨んだのだろう?

彼らには一国の国会議員としての誇りはなかったのか。

そして耳を疑ったのが小沢氏の「私は人民解放軍野戦軍司令官として頑張っている」発言。

先だっての仙石大臣の「文化大革命」発言といい、一体この人達は何を考えているのか?

政治家にとって言葉はとても重要で、よほど発言には気をつけなければいけないのだが、これは余りにもひど過ぎる。

何度も言うが、麻生前総理の漢字読み違えやカップラーメンの値段がわからなかったのと、一体どちらがこの国にとっての大問題発言かは誰にでもわかるだろう。

これぞまさに朝貢外交。

さぞかし胡錦濤様には『おぼえめでたき』ことになったことだろう。

もちろん日中関係を円滑にしようというのは大変結構な事だ。

しかしそれと引き換えにこの国の国家としての矜持は一体どこに行ってしまったのか。

そしてその後には小沢氏が単独韓国に渡り、「外国人参政権を来年の通常国会で現実に」と発言してきてしまった。

おまけにまたしても「過去の植民地支配に謝罪」。

一体何度謝れば気が済むのか。

そしてこれだけに終わらず最大の衝撃は、習近平国家副主席と天皇陛下との会見をルールを破ってまでもごり押しした事。

これも小沢幹事長からの強い要請だった事が明らかになった。

そもそも天皇陛下の要人会見は一ヶ月前までにというルールは、高齢の陛下の健康状態を慮って決められたもの。

なのでその決まりを破るという事は、すなわち『天皇陛下の健康などどうでもいい』ということに他ならないのである!

これは絶対に許すことができない。

そしてもちろんそれは相手が大国であろうと小国であろうと関係がない。

ましてや相手の習近平さんは天皇陛下と会談する立場としては大きく格下である。

この人物の為だけに政治家の一存でルールがねじ曲げられる事はあってはならない。

小沢さんとしては、ポスト胡錦濤の最有力候補へ恩を売っておいて、今後の日中関係を円滑に運びたいという狙いがあるのだろう。

その考え方は外交手段としては正しい。

しかしそこに天皇陛下をダシに利用することが絶対に許せない。

天皇さえも自分の思うままに動かせる。

まさに我が世の春のやりたい放題。

鳩山総理も平野官房長官という行政のトップも、単なる一政党幹事長に全く逆らえない。

小沢独裁支配である。

こうなることは選挙前からわかっていた事だが,それにしても物には限度がある。

小沢さんは越えてはならない一線を越えてしまった。

この国は一体どこへ行くのか。

しかし我が世の春も長くは続かない。

必ずや大きなしっぺ返しが来るだろう。

この旗のもとに。

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