チェリーの音楽幕府

音楽の話題が多いと見せかけてそうでもない

坂本龍一『async』

晩年2017年の作品。リリース当時自分には難解で何度聴いても良さがわからなかったが、最近別の聴き方でまた聴き直したらすんなりとその良さが理解できた。
別の聴き方とは案外シンプルで、単に「でかい音で聴いた」だけ。
これだけでそれまで聴こえなかった音が聴こえてきて、おまけに一つ一つの音が俄然存在感と意味を持って目の前に立ち上がり、圧倒的説得力を持ち始めてその世界に没入することができた。
うむむむ、これは名盤だ。
よし、次は遺作の『12』を頑張ってみよう。これも中々手強そうだが。