ここのところ立て続けに起こる天災。そして風雲急を告げる国際情勢。
なんだかどうもこの国の運気が低下しているような気がして、先日明治神宮に祈願に行って来た。
・・・ってわけでもなくてたまたま近くに用事があっただけなんだけどね。
自分にとって明治神宮といえばかつて大晦日の夜に初詣に出かけて、あまりの人ごみにもう二度と来るかと誓って以来。
よく考えてみたら東京で生まれ育ってこの長い間、昼間にここに来るのは実に初めてかもしれない。
雨上がりの参道はうっすらと靄が立ちこめ、しっとりと濡れた玉砂利と木目の無骨な鳥居が相まって、非常に幻想的な風景が現れた。
月並みな表現だけど、東京のど真ん中にこんな空間があるなんて今まで意識したことがなかった。
帰りに代々木公園を歩いていると、目の前を時ならぬ「霧の通り道」が横切っていった。