チェリーの音楽幕府

音楽の話題が多いと見せかけてそうでもない

Miles Davis 『RUBBERBAND』

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  知らぬうちにマイルス・デイヴィスの新アルバムが出ていたらしい。とはいえお蔵入りになったものなのであまり期待しないで聴いたら、これ、めっちゃいいじゃん!
時期的には1986年、マイルス最晩年の『Tutu』の頃らしい。この時期のマイルスは個人的にはあまり好きではないが、このアルバムは『Tutu』より全然いい!

サブスクで聴いているので詳しいことは全く不明につき、現代の手がどの程度加わっているのかわからないが(かなり手が入っていると思われる)、今の耳で聴いてもさほど古さを感じず、おまけにヴォーカル入りの曲も多かったりと、とても聴きやすく仕上がっているので、ジャズに馴染みのない現代の人にもマイルスの音楽を親しめる幅広い間口を持つ好盤に仕上がっていると思う。
まあ何かに付けて「こんなのはジャズじゃない!」と拒絶する頭の固い煩型の方々がどう言うか知らんけど(^o^;)

自分がマイルス最晩年のこの時期で一番好きなのはヒップホップに再接近した『doo-bop』(これも後年の手が加わっている)だが、このアルバムはそれに並ぶくらい好きなアルバムになりそう。

 

 

ラバーバンド

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