松本麗華『止まった時計』
言わずと知れたオウム麻原の三女アーチャリー。
当時あれだけ面白可笑しく報道された人物。
常人には到底理解の及ばない壮絶な人生を送ってきたことは間違いなく、それ相当の苦労もあったようだ。
そんな現在の自分の立場をしっかりと理解し文章にしている。
しかしもちろん書きたくないことは書いてないだろうし、先に出版された四女の手記とは全く食い違っている部分も多い。
全てを明らかにしているかは疑問もあり不満が残る。
とはいえあのアーチャリーがここまでしっかり育ったのか〜という奇妙な感慨がある。