『2010北海道旅行 5 ~「Mother」つぐみの足跡編~』より続く
2010.7.9
いよいよ北海道最終日。
この日は夕方4時までに苫小牧で車を返してフェリーに乗らなければいけなかった。
なのでそれまで折角北海道に来たのだから「馬」な一日にしようと思った。
まず向かったのは社台スタリオンステーション。
ディープインパクトを筆頭にクロフネ、キングカメハメハ等、日本を代表する超高価な種牡馬が勢揃いする所。
放牧時間は午前中のみと聞いていたのだが、高速を使っても意外に時間が掛かってしまい、着いたのはちょうどお昼過ぎ。
案の定もう種牡馬たちは一頭も放牧されていなかった。
ガックリ来てしまったが、予定表を見てみるとどうやら13時からディープインパクトのみが放牧されるらしい!
なんと!ディ、ディ、ディープインパクトだと~!?
ディープが見れればそれだけで充分だ!!!!!
一旦諦めただけにその喜びは大きかった。
ソフトクリーム(美味かった!)を食べながら待つ事一時間。
遠~くの方から一頭の馬が引かれてくるのがかすかに見えてきた。
ディープインパクトだ~!!!
誰もが認める史上最強馬、日本の至宝である。
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現役の頃と比べると随分太って種馬らしい体つきになった。
史上最強馬をこの目で堪能し、しばしその出会いを楽しんだ後は、ノーザンホースパークへと向かう。
社台グループが総力を挙げて作りあげた競走馬の為の一大テーマパーク。
果てしなく広大な土地に庭園や施設が贅沢に広がり、歩くだけでもヘトヘトになってしまう。
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功労馬が繋養される厩舎の前に来てみると、一頭の馬がちょうど洗い場から帰ってきたらしく乾かしがてらお客さんの目の前で悠々と草を食べていた。
あれ、この顔は見覚えが...。
もしかしてダイナガリバーですか?
と聞いたら「そうです~」と即答。
おぉぉぉぉダービー馬とこんな近くで会えるなんて!!!
一緒に写真撮らせてもらいました。これはラッキー☆
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厩舎の中に入ってみると、デルタブルースやツルマルボーイやトウカイポイントといった種牡馬を引退したり種牡馬になれなかった活躍馬たちが元気な姿を見せてくれていた。
本来このノーザンホースパークはそういった功労馬たちをねぎらう為に作られたと聞いた。
これはデルタブルース。
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この数日後にはこの場所でセレクトセールが行われる事になっていて、もう会場設営の準備がかなり進んでいた。
ノーザンホースパークを後にし、いよいよフェリーに乗る為に苫小牧に向かう。
その途中、『Mother』の冒頭で奈緒が渡り鳥の数を数えていたウトナイ湖へ寄った。
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これは、白鳥・・・なのかな???
あまりにも人に慣れ切っていて近づいても落ち着き払って微動だにしない。
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お陰でこんな写真が撮れました。
ウトナイ湖を後にし、いよいよガソリンを満タンにしてこの車を返す時がやって参りました!
ガソリンスタンドはこの機会にセルフを経験したくてセルフスタンドに入ってみました。
タンクを開けてホースを突っ込む。
ゴゴゴゴゴと手に振動が伝わる。
おお、入ってる入ってる。
しかし・・・あれ?
メーターが上がらない。
でもゴトゴトゴト、入ってはいるみたい。
そうしているうちに重大な事に気が付いた。
エンジン掛けっぱなし!!!!!
慌てて切ったらゴトゴトゴトが収まった。
これはエンジンの振動だったのか、あぶね~!!!!!!
結局メーターが動かない理由がわからずお店の人に来てもらったら、なんてこたーない、根本的に注入レバーを握っていなかっただけだった。
なんてこった。
しっかり握るとドボドボドボと、さっきまでとは違う振動が伝わってガソリンが入っていった。
いざ満タンにしていよいよ車を返す時がやってきた。
あの傷は何と言われるのか・・・緊張の一瞬だ。
しかし結果は、何という事もなく「ありがとうございました~!」で終わった。
しかも港までタクシー呼んでくれちゃった。
結局取り越し苦労で済んで一安心だったけど、あの日親切に対処法を教えてくれた皆さん、本当にありがとうございました!!!
タクシーで苫小牧港に着き、乗船手続きをしていよいよこれから大洗港まで19時間に及ぶフェリーの旅のはじまりだ。
当初は二人用の個室を希望していたのだが、結局キャンセルが出ず、4人用個室しか取れなかった。
四人部屋なので合い部屋はちょっと気まずいな~と思っていたら、「二人で貸し切りですよ」って。
やった!
どうやら繁忙期以外は四人部屋でも貸し切りになって合い部屋と言う事にはならないらしい。
なんだ、じゃあ二人部屋よりこっちの方が広く使えていいじゃん!
四日間に及んだ北海道滞在。
ついに北海道を離れる時がやってきた。
さらば北海道!
ありがとう北海道!!
また来るぞ!!!