チェリーの音楽幕府

音楽の話題が多いと見せかけてそうでもない

愛校心

去年9月の大宴会をきっかけに10年ぶりに復活した、高校の吹奏楽部のOB会の演奏会にはじめて行って来た。とはいえ俺は現役時代から後輩を指導もせずほったらかしで練習をサボり、卒業後も楽器(トロンボーン)を続けることなく学校にも顔を出さないという、全く母校に対して貢献していない無責任極まりないOBなので、せめてもの罪滅ぼしに会場の員数合わせのつもりで行って来た。

OBの演奏は各方面で活躍する面々が揃っているので言うまでもないが、それ以上に現役生の演奏にビックリした。上手いじゃん!!!まだ楽器を初めて2ヶ月ちょっとの一年生もかなりいるはずなのだが、驚くほどまとまっていた。大したもんだな~。

演奏会だけ見て帰るつもりだったのだが、その後同じパートの大先輩に強制連行されて総会という名の打ち上げにも行く羽目になった。

この大先輩を中心に錚々たるメンバーによるOBたちの、母校と後輩に対する思いには頭が下がる。この日の演奏会の為に企画し、あまりまとまりのなかった大勢を率い、自らアレンジして譜面を書き、バラバラだったOBたちの連絡先を探しあて名簿とネットを駆使した連絡網を作り上げる、というパワーと行動力とリーダーシップは頼もしくただただ尊敬するしかない。

顔を出すことくらいしか貢献できない自分が申し訳ないっすね。

それにしても毎度感心するのがみんなの記憶力の良さ。現役時代のさまざまなエピソードはもちろんのこと、俺はほとんどの人が知らない人だと思っていたのだが、同期に「あの人誰?」と聞くと、「○○さんだよ、ほら、○○の時に○○してたじゃん」と言われても全く記憶にない。顔を覚えてる人はいても名前がどうしても思い出せず色んな人に「どなたでしたっけ?」と聞く始末。本当にみんなの記憶力には舌を巻く。

・・・っていうかこれ、俺が記憶力なさ過ぎ?????

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     24年前の「チェリーをさがせ!」

総会という名の打ち上げは最後は恒例の校歌斉唱となるのだが、去年同様相変わらず俺は縮こまって鯉のようにただ口をパクパクさせるだけのお恥ずかしい限り。

さすがに次回は覚えていかんとな~。

それでもやっぱり懐かしい顔に出会うとお互い瞬時に高校の頃に戻ってしまう。

たとえ見た目は変わっていても話すと誰もが当時と全く変わっていない。

これはすごく嬉しいことだよね。

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  こちらは23年前の合宿にて。無責任先輩時代