チェリーの音楽幕府

音楽の話題が多いと見せかけてそうでもない

8月に読んだ本

マンチュリアン・リポート浅田 次郎
国家の品格藤原 正彦
東京懐かしの昭和30年代散歩地図ブルーガイド


マンチュリアン・リポート (100周年書き下ろし)マンチュリアン・リポート (100周年書き下ろし)
(2010/09/17)
浅田 次郎

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あの超名作、

蒼穹の昴』『珍妃の井戸』『中原の虹』

と続いてきた浅田次郎氏ののライフワークシリーズの今のところ最新刊。

ついに『中原の虹』の主人公張作霖の最期を描く。

機関車の擬人化があったり、蒼穹や中原ほどのスケールはないがさすが面白かった。

次作はいよいよ溥儀と満州国に踏み込むのかな?

氏がラストエンペラーをどう描くのか今から心待ち。

★★★★★


国家の品格 (新潮新書)国家の品格 (新潮新書)
(2005/11)
藤原 正彦

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数年前の大ベストセラー今さら読了。

思い起こせばこの本が多くの人に読まれ、政治では『美しい国へ』がスローガンであったのはまだほんの数年前。

その頃はようやくこの日本がいい方向に進むと思ったものだが、その後あれよあれよという間に徹底的に叩き潰され現在ではこの民主党政権に象徴される体たらく。

どうしてこうなった。

★★★★


東京懐かしの昭和30年代散歩地図東京懐かしの昭和30年代散歩地図
(2005/02)
ブルーガイド

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この手の本は昨今とにかく乱造されているが、どれもそれぞれ趣向を凝らしているし、やはり惹かれてしまう。

この本は昔の写真に加えて同じ場所の昭和30年代と現代との地図の比較が特色。

レトロマニアも地図マニアも同時に楽しませてくれる。

って俺のことか。

★★★★★