Amazonのおすすめに出てきたので、全く予備知識のないまま観た。
黒人の男と白人の女のカップルが初めて彼女の実家を訪れ、一見暖かく歓待されるが、最初はそこはかとない居心地の悪さだったのが、少しずつ「何かがおかしい」が積み重なり、段々と強烈な違和感に膨れ上がっていく過程の描写がとても恐ろしかった。
歓迎と称賛の言葉の裏に潜む無意識であるが故の強烈な差別意識も、現代社会の綺麗事の裏に潜む欺瞞をえぐり出している気がしてそういう意味でも興味深かった。
中盤までの段々と違和感と恐怖が膨れ上がっていく様は実に恐ろしかったが、その理由と結末は案外古典的SFチックでやや拍子抜けした。
「えっ、ああ、それ?」という感じ。
もっと複層的なヒネリがあるのかと思っていた。
しかしそこまでの人々の表情やセリフから感じる違和感の描き方はなかなかに恐ろしく、とても面白かった。
しかし一番怖かったのはテーマ曲かもしれない。
なんだコレ???
イカれてる。←褒めてます