チェリーの音楽幕府

音楽の話題が多いと見せかけてそうでもない

不意打ちの涙

予測していなかった感動、不意打ちの涙は心地いいものだ。

先日、月末の修羅場も終わってホッと一息ついていた時、久しぶりにテレビでも見ようかなという気になって、何の気なしに相方が見ていたテレビをぼんやり眺めていたら、そこに和久井映見が写っていた。

和久井映見と言えばつい何日か前にこの日記で取り上げたばかり。なんと素晴らしくタイムリーではないか!

こういう「偶然」というのは、必ず何らかの「意思」が働いているので、ただの偶然で通り過ぎてしまうのはあまりにももったいない。そう思っている俺は、ここに「観てみろ」という大きな意思と運命を感じ、この機会を逃さず観る事にした。

それは「椿山課長の七日間」という映画で、どうやら最近テレビで放映されたのが録画されていたようだが、それがいつだったのかもわからないような状態で、本当に「たまたま」HDDの片隅に入っていた。相方も「HDDの整理をしなくっちゃ」くらいの感覚でその日たまたま見始めただけのことだったらしい。

もちろん俺はこの映画に関する予備知識等は全くなく、なんだか冴えないこのタイトルも全く聞いた事すらなかった。ただ主演は西田敏行なので、まあ大コケはなく安心して見ていられるだろう、という程度で全く期待もせずにぼんやりと観始めた。

椿山課長の七日間 デラックス版椿山課長の七日間 デラックス版
(2007/06/08)
西田敏行伊東美咲

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その無防備さがかえってよかったのかもしれない。

2時間後の俺は大笑いしながら号泣していた。

最近涙腺が弱くなっているのは確かだが、それにしても、だ。

西田敏行余貴美子はええな~。伊東美咲もこういう現実離れした役ならばOK。

志田未来須賀健太の子役もとてもよかった。

そして我らが和久井映見のどこかトボケた無責任キャラっぷりもサイコーだった。

涙でぼやけたままエンドロールを眺めているとこんな文字が出てきた。

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原作/浅田次郎

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・・・ゃ、やられた~!浅田次郎だったのか!!!

それじゃー仕方ない。さすがだ。まんまとやられてしまった。

浅田次郎は結構読んでるつもりだったが、これは全くノーマークだったよ。

大変失礼致しました。

早速原作読ませていただきます。

椿山課長の七日間 (朝日文庫)椿山課長の七日間 (朝日文庫)
(2005/09/15)
浅田 次郎

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先日の鉄道博物館潜入の時の模様が、臨場感溢れる実況レポで、

ネットラジオ『クボフミトの“ゴールデン・マターリアワーNEO”』

にアップされてるよ!!!