チェリーの音楽幕府

音楽の話題が多いと見せかけてそうでもない

紅色晩餐会

鉄の会でおなじみのさくらちゃん&KOちゃんのバンド、THE☆紅色ナイト倶楽部の初ワンマンライブに行ってきた。

会場に入ってビックリした!いや~赤坂グラフィティに一体何人入ったんだ!?立ってる居場所もないくらいの大入りで大盛況だった。よかったね!!!

THE☆紅色ナイト倶楽部のステージも観る度着実に進化を遂げていた。まだまだこれからのバンドだけど、これからの成長がますます楽しみな大好きなバンドです。

メンバーもみんな若いのに礼儀正しい人たちで気持ちいい。

俺は好きなバンドや仲のいいバンドのライブに行くと、「よかったよ~」と言いながら、ついでに「ここをこうするともっとよくなるのにな~」と感じた事を言わせてもらう事が多い。それはもちろん好きなバンド、いいと思ったバンドだからこそ言わせてもらうんだけど、彼らはそれをとても素直に聞いてくれて、次に観る時にはそれを彼らなりに踏まえて色々チャレンジしてくれるところが素晴らしい。

これは俺の今までの経験から言って、実際やってる本人というのは、自分たちを客観的に見ることって難しい。自分もそうだった。

客観的に見ている人のアドバイスを、そこで突っぱねてしまうんではなくて、言われた事をその通りでなくてもいいから、自分たちなりに咀嚼した形でチャレンジしていくことができれば、そのバンドは成長すると思う。

たとえそれが思うような結果にならなくても、「チャレンジする」「試してみる」という意識がとても大事なのだ。ダメだったらまた違う事試してみればいいんだから。

もちろん無責任な事を言う人も沢山いるのでその辺の見極めは大事だけど。

本人にとってみれば、「こだわり」「スタイル」ってとても大事な物なんだけど、それが段々かたくなになっていって邪魔をしてしまっている人たちは沢山いる。

もっと良くなって欲しいと思って「もっとここはこうしたら?」とアドバイスしても、「いや、これが俺たちのスタイルだから」なんて言われてしまうと、もうそこで終わってしまう。まあ大きなお世話だったってことで、そうなると俺も「そうですか、ではお好きなように」とそれ以上はもう何も言わない。

しかし大抵の場合その「こだわり」って本人が考えているほど大層なものではないんだけどね。「どれほどのもん?」って思ってしまう事がとても多い。

「俺たちはこれでいいのさ」

「わかる人だけわかってくれればいい」

一見カッコイイようだが、それは変化を拒んでいるだけ。

変化を恐れてはそれ以上の成長はあり得ない。

ま、これは自戒も含めつつ。

その辺彼らは、自分たちのスタイルと個性をしっかりと持ったまま、とても柔軟に貪欲に人の意見を「聞く耳」を持っている。それは「もっとよくなりたい!」という強い意志を持っているから。その意志を強く持っている限りバンドは成長していく。

THE☆紅色ナイト倶楽部のますますの成長と発展を楽しみにしてるよ!

がんばれ!!!

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