『2010北海道旅行 6 ~ディープインパクトとの対面&ウトナイ湖編~』より続く。
2010.7.9-10
乗船し、フロントで鍵を受け取って船室へ。
部屋に入ってみるとそこには二つの二段ベッド、そしてその奥にテーブルと座布団とテレビのスペース。
この広さを二人で占有できるのか!
今までフェリーは何度か乗ったことがあるけどいつも雑魚寝部屋。
あれはあれで人との触れ合いがあって楽しいんだけど、やっぱり明るいし騒がしいので熟睡するのは難しい。
これなら周りを全く気にする事無く熟睡できる。
19時間も過ごすわけだから、好きなようにくつろぐことができるのは嬉しいね。
↑
窓の外は一面の大海原。
窓枠が広くなっているのでここにすっぽり座ると時間の経つのを忘れる。
夜はこの快適な部屋のお陰で信じられないくらい熟睡できた。
疲れがたまっていたのか、10時間くらい熟睡してしまった。
↑
デッキに出て海風を身体一杯に浴びるのも気持ちいい。
大浴場も好きな時に入れる。
窓一杯に広がる大海原を眺めながら入る風呂は格別だ。
なぜかみんな窓の前に全裸で仁王立ちして外を眺めるんだよな。
もちろん手は腰。
全身入れ墨のトラック運ちゃんとサウナで二人きりになるスリルもフェリーの風呂ならではの楽しみ。
船旅は、高校に入ってすぐの伊豆大島合宿で大時化にあってジェットコースターのような揺れでヒドイ目にあったのがトラウマになっていて、ずっと恐怖心があったのだが、今回の揺れはその時に比べたら全然大した事はなく、トラウマは解消された。
↑
乗船するとすぐに夕食の時間になる。
夕食はバイキングで1,800円。
夕食と翌日の朝食か昼食かどちらかとのセット券だと割り引かれて2,300円で食べられる。
このセット券を買って翌日も昼食を食べる。
写真は翌日昼食のカレーバイキング。
ビーフ、野菜,チキンの三種類のカレーが食べ放題。
↑
19時間に及ぶ船旅もいよいよ終わり。
大洗の港が見えてきた。
名残惜しいな~。
19時間のうち10時間以上眠ってしまっていたのでもっと船旅を楽しみたかった。
もっともっと乗っていたかった。
↑
接岸作業は何度見ても面白い。
大洗港に降り立ち、ここからはまずバスで大洗駅へ。
このバスがレトロなコミュニティバスでかわいかった。
もう大洗海岸は海水浴客で賑わっていた。
↑
この鉄道も今回の楽しみの一つ。
昔は貨物輸送主体の超ローカルな鉄道だったが、鹿島スタジアムが出来て水戸につながってからは旅客輸送で採算が取れるようになったようだ。
↑
真夏の日射しを一杯に反射する水田の中をひたすら高架単線が一直線に延びていく。
なかなか気持ちのいい風景。
地方私鉄のディーゼルカーを存分に満喫した頃、終点水戸に到着。
ここからはこの旅最後のイベント、スーパーひたちに乗車だ。
スーパーひたちに乗るのもはじめてだったので楽しみにしていたのだが、水戸から上野まではなんとノンストップ。
あっという間に上野についてしまった。
↑
そして振り出しに戻る。
旅の始まりも終わりもやはりここ。
始発駅と終着駅の名は上野駅こそがふさわしい。
こうして6日間に及ぶ北海道旅行の旅は終わりを告げた。
子供の頃の夢が一体いくつこの旅で叶っただろうか。
あまりにも全てが充実していて本当にあっという間の6日間だった。
今度はいつになるのだろうか。
『2010北海道旅行』~完~