チェリーの音楽幕府

音楽の話題が多いと見せかけてそうでもない

2月8日  慶事につき

皇室関連のニュースでこれほどまでに嬉しい気持ちになったのは初めてかもしれない。

妙に急ぎ過ぎていた皇室典範改正問題を危惧していたこの時期にこのタイミングというのは、あまりにもミラクルなウルトラCだ。

誤解を恐れずに言えば、何かこう歴史の大きな「意思」のようなものが働いたんではないかとすら思えてくる。もちろん男の子だろうが女の子だろうがどちらでも慶ばしい。

小泉さんはこの事を知っていたのかどうかはわからないけれど、皇室典範改正問題に関しては珍しく読みを誤っちゃったね。まさかこれほどまでに反発されるとは思っていなかったんだろうな。

日本人にとって皇室というのはそれほど大切な問題だということ。

子供の頃、田舎に帰省するとじいちゃんばあちゃんの家には天皇皇后両陛下の肖像が額に入れられて飾ってあった。

多分にイデオロギー的だった日教組教育のせいか、皇室に関してはどこか少し否定的なイメージを植え付けられてきた印象があったので、田舎に行くと必ず目にするこの光景は子供心にどうも違和感があって理解できなかった。

天皇崇拝→右翼 右翼=悪い奴 

てことは・・・じいちゃんばあちゃん=悪い奴???

という今思えばあまりにもバカバカしく単純すぎる図式を信じていたからね。

自分は天皇陛下は嫌いではなかったが、それ以降もあまり関心を持たないようにしてきた。なんせロックは反体制だしな!!!???

しかし年を重ねるにつれ少しずつ考え方が変化してきた。

俺は別に思想的には右翼でもなんでもないが、今は天皇も日の丸も君が代もごくごく自然に「いいもんだな~」と思える。特に君が代なんてよくよく聴くと本当にいい曲だよ。世界中探してもこんなに平和で穏やかな国歌はあまりないんじゃないかな。

もうすぐオリンピックが始まるが、表彰式で日の丸が揚がって君が代が流れたらやっぱり猛烈に嬉しいよ。

皇室ご一家の写真や映像を見ると不思議と心が安らぐ。

いつも静かに「そこにいてくれる」だけで安心できる存在。

別に崇拝しようっていうんじゃない。国民の平安を常に祈って下さる方に対して敬いの気持ちは忘れずに持っていたいってだけ。

でも万が一、この人たちが外国に貶められるようなことがあったらさすがに温厚な俺もちょっと怒っちゃうよ、って感じ。

これでいいんじゃないかい?

じいちゃん、ばあちゃん、ごめんね。

今は俺にもよ~くわかるよ。