チェリーの音楽幕府

音楽の話題が多いと見せかけてそうでもない

1月に読んだ本

うわ!気がついたらもう3月だ!!!

1月の読書日記です。2月分はまた追って。

とてつもない日本麻生 太郎
謡曲名曲名盤ガイド1960’s 1960-1969Hotwax presents
謡曲名曲名盤ガイド1970’s 1970-1979Hotwax presents
謡曲名曲名盤ガイド1980’s 1980-Hotwax presents
昭和40年代~ 懐かしの鉄道100選〈2〉南 正時
幸福の木の花奥村チヨ

とてつもない日本とてつもない日本
(2007/06/06)
麻生 太郎

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いわゆる『自虐史観』と言われる、自分の国になかなか誇りを持てない考え方で育ってきた自分たちの世代。

ここ数年になって、ようやくその朝日新聞日教組などによる洗脳が解けて、この日本という自分の国に誇りを持てるようになった人は多いのではないか。もちろん俺もその一人。

そんな時代に自民党総裁候補として現れたのが麻生太郎と言う人物である。

この本は新書という事もあって文量はあっさりしているが、麻生太郎という政治家の持つこの国の将来のビジョンがとてもわかりやすい文体で語られる。

「優れた政治家」というのは、自分のビジョンをしっかりと持ち、なおかつそれをわかりやすく人に伝える事の出来る人物だと思う。まさに麻生太郎という人はその資質を持った数少ない政治家だ。外交政策もしっかりと芯が通っていて、決して行き当たりばったりやその場しのぎのものではない。

そしてそのビジョンは決して悲観的や自虐的なものではなく、とても明るい将来が語られる。読み終わる頃には元気になり、力が湧いて来る。こうした気持ちにさせる能力も、リーダーとしての重要な資質である。何をしたいのかを語ろうとしない現総理とはその辺が全く違う。しかしそんな人物に総裁選で負けてしまうのが政治の不可解な所である。

靖国神社についての解決策も語られている。個人的には現在の靖国神社の形態を変える事には若干抵抗があるが、とはいえ、遺族会員の減少による財政難など将来に不安が残る現状では、麻生氏の案はなかなか現実的な打開策なのかもしれない。何よりこうした『アイデア』を提案するということが大切なのだ。

自分の愛するこの国に、この風景に、歴史に、偉大なる先祖に、日の丸に誇りを持とうよ。

★★★★

Hotwax presents 歌謡曲名曲名盤ガイド1960’s 1960-1969Hotwax presents 歌謡曲名曲名盤ガイド1960’s 1960-1969
(2007/06/02)
不明

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Hotwax presents 歌謡曲名曲名盤ガイド1970's 1970-1979 (Hotwax presents)Hotwax presents 歌謡曲名曲名盤ガイド1970's 1970-1979 (Hotwax presents)
(2005/11/05)
不明

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歌謡曲 名曲名盤ガイド1980’s―Hotwax presents歌謡曲 名曲名盤ガイド1980’s―Hotwax presents
(2006/06/01)
不明

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60年代初頭(50年代末期)から、主にロカビリーやガールズポップのカヴァーとして芽吹いた日本の歌謡曲シーン。それが60年代で急激に成長し、70年代で花開き、80年代で完成に至るまで、それぞれの10年間の変遷を1冊ずつに凝縮した本。

内容はあらん限りのジャケット写真を詰め込み、主要な歌手にはそれぞれトピックを立ち上げ詳しく解説する体裁。時系列に沿ったシーンの流れや、それぞれに影響を与え合った相関関係、そして時代を作り上げた中心人物のインタビュー等、とにかく内容は濃い!

特に60年代のは写真といいテキストといい、素晴らし過ぎる。

これを隅々まで読み込むにはえらく時間がかかってしまったが、読み込むだけの価値は十二分過ぎるほどある。

一家に一冊、計三冊、常に手元に届く所に置いておきたい。

★★★★★

昭和40年代~ 懐かしの鉄道100選〈2〉昭和40年代~ 懐かしの鉄道100選〈2〉
(2002/01)
南 正時

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先月も読んだ本の第二弾。例によって所々にイデオロギー的な記述が見受けられるが、まあやっぱりそんなこたぁどーでもいい。

写真は懐かしさ満載。それにしても思うのは、昔の列車には「顔」があって、そのそれぞれの「表情」が何ともいえない暖かみを感じる。

例えば151系から485系へとつながるボンネット特急型は、ものすごい「やる気」と「一生懸命な誠意」と何といっても「スピード感」が表情に現れているのだ。そしてその後を継いだ183系や583系などは、「やる気」が一歩引いた分、「生真面目さ」が伝わる外観になった。

一方、庶民の足となった101系や103系などの通勤型は、とても親しみやすいキュートな可愛らしい顔を持っている。

しかし最近の車両からはどーもイマイチそんな「表情」が伝わって来ない。

その原因として真っ先に思い浮かぶのが、揃いも揃って「角目」のヘッドライト。

精悍さを出そうとしているのだろうが、それ以前に「冷たさ」を感じてしまうんだよな~。

あとそれ以外にもブラックフェイスとステンレス車体もあるかな。

なんでみんなそうなっちゃったんだろう? 電車だけでなくて車もそうだよね。丸目の方が絶対いいと思うんだけどなぁ。その辺の事は今度またゆっくり考察してみようと思う。

★★★★