チェリーの音楽幕府

音楽の話題が多いと見せかけてそうでもない

6月に読んだ本

気がついたらもう3ヶ月も読書日記上げるの忘れてた!!!

まずは6月です。

ハリー・ポッターと謎のプリンス

ハリー・ポッターシリーズ第六巻 上下

J. K. ローリング
人類の月面着陸は無かったろう論副島隆彦
いかれポンチ田原 成貴

ハリー・ポッターと謎のプリンス ハリー・ポッターシリーズ第六巻 上下巻2冊セット (6)ハリー・ポッターと謎のプリンス ハリー・ポッターシリーズ第六巻 上下巻2冊セット (6)
(2006/05/17)
J. K. ローリングJ. K. Rowling

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さてハリー・ポッターですよ。

間もなく最終巻が発売されるらしいが、これは今更ながらその一つ前の巻。

と言っても、この前の巻を読んだのは一体いつだったかとブログを遡ってみたら、実にちょうど二年前。

なもんで、前の話もすっかり忘れてるし、何よりハリー・ロン・ハーマイオニーダンブルドア等の主要人物以外の登場人物の固有名詞がさっぱり思い出せなくて難儀した。結局最後まで「これって誰だっけ?」なんて人もいる始末。

とはいえお話しはやっぱり面白かった。

でもこれ、重いよね。

いや、本そのものの重量もだけど、中身がさ。

ハリーとともに大きくなって、一緒に成長してきてここに至るなら理解出来るだろうけど、これいきなり子供が読んでも理解出来るんかな?

登場人物みんなやっぱり大きくなって、最初の頃の純真さは今やほとんど無くなってしまって、結構嫌~な部分なんかも出て来たりしてる。

最初の頃は単純に血湧き肉踊る的だった冒険活劇的な部分も、かなり深刻になって来て、今や殺すか殺されるかというシビアで残酷な話になって来てるしね。

まあそういう部分も全て含めて、かなり面白かった。

今回は記憶の中以外での現在のラスボスの姿が全く登場しないのも不気味だしね。

結末はかなり衝撃的ではあるが、最終巻に向けて謎を多く残したまま。

さて、最終巻を読むのはいつになるのか!?

★★★★★

人類の月面着陸は無かったろう論人類の月面着陸は無かったろう論
(2004/06/21)
副島隆彦

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これはスゴイ。

トンデモ本以外の何でもない。

って言っても、実は俺はいわゆるアポロ捏造説を否定しているわけではない。

それどころか、あの月面の映像はど~もアヤシイぞ、と思っている。

実際に月面で撮影されたものかどうかは置いといて、あの映像には何かしらの形でトリックが介在しているんじゃないかとは思う。

なのでこの本を手に取ったのは、ひょっとしたらそうした裏付けをしてくれるんじゃないかと思ったから。

ところがどっこい、この本に書かれているのは終始、著者の説に反対する人に向けての罵倒の言葉がズラズラと最後まで並ぶのみ。なんじゃこりゃ?

出版社はよくこんな本出せたな~。ある意味すごい。

主張したいことはよくわかるのだが、これじゃ~ただのトンデモ本だよ。

・・・と思ったら2005年度の日本トンデモ本大賞受賞作品だったのねこれ。

そりゃ当然だ。

まあ最初からトンデモ本として読むなら面白い。

なので敬意を込めてこのコーナー史上初の

いかれポンチいかれポンチ
(2002/05)
田原 成貴

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偶然ながら同じ月に二人のキ○ガイの本を読むハメになるとは思わなかった。

田原成貴

古くはマックスビューティー、トウカイテイオー、騎手生活の晩年にはマヤノトップガン、フラワーパークといった錚々たる名馬、そしてワンダーパヒュームファイトガリバー等々、いつも「してやられた」馬の鞍上には必ずこの男がいた。

馬よりも騎手の方がいつも目立ってしまうとてつもない存在感と個性を放っていた。

まぎれも無い天才ジョッキーだった。

そして、騎手を引退して調教師に転身した直後は華々しい成果を上げて、第二の人生も順風満帆と思われたが、徐々に奇行が伝えられるようになり、ついには空港で覚醒剤と刃物を所持して逮捕され、調教師免許も剥奪されるという、華々しいスターダムの座から一挙に転落していってしまった数奇な人生。

その著しい個性はこの本でも大いに発揮されている。

天才・・・?

いや、さすがにこれは・・・。

ただの自己愛の固まりでしかない。

まあこの本はともかく、その個性は現在でも健在で、彼ならではの視点と切り口で競馬を語ってくれるブログはとても面白い。

彼自身にはとても興味があるが、この本に関しては・・・