チェリーの音楽幕府

音楽の話題が多いと見せかけてそうでもない

大相撲秋場所中日を迎えて

さて、大相撲秋場所が中日を迎えて折り返した。

 

白鵬鶴竜稀勢の里の三横綱に加えて、高安、照ノ富士の二大関までも途中休場し、当初はどうなることかと思ったが、一体誰が優勝するのか全く予測がつかない展開と、ここまで若手の活躍で非常に活きのいい相撲が多く、とても面白い場所になっている。

特に、阿武咲と貴景勝、御嶽海と北勝富士、豊山と朝乃山といったそれぞれの高校大学時代からのライバル関係も物語として実に申し分ない面白さ。

そんな中個人的に今場所最も注目したいのは千代大龍

元々ムラ相撲でハマると強かったが、今場所は身体も大きくなりそれが完全にドンピシャハマっている印象。今場所の立ち合いのスピードと圧力は只事ではない。明日の阿武咲との対決が本当に楽しみ。これに勝つようだとひょっとすると優勝も視野に入ってくるかもしれない。それくらいの勢いがある。


今場所は他にも千代丸も見違えるように相撲が変わり、九重部屋勢の活躍が目覚ましい。元千代大海の新九重親方の指導が余程いいのかな?

しかしやはり残念なのは怪我人の続出。特に宇良の怪我は個人的に残念でたまらない。膝の靭帯損傷というのは力士にとって致命傷。彼のことなので復活はしてくれるだろうが、今までのようなアクロバティックな相撲はもう観ることはできないかもしれない。

 

あまりにも怪我人が続出する理由は、力士の大型化や巡業の過密日程等色々言われているが、どれもその通りだと思う。早急な改善が望まれるが、まずすぐにやってほしいことは公傷制度の復活だと思う。
何しろ怪我が治りきっていないのに無理して出て来て、結局更に悪化させてしまう力士があまりにも多すぎる。


せっかく人気が復活している中で、この問題はとても深刻なこととして協会は受け止めて改善していただきたい。