先日用事のついでに久しぶりに上野公園に行ってきた。(前回レポはこことここ)
もうさすがに紅葉はほとんど落ちていたが、まだほんのわずかに残る落ちそびれた葉が冬空に映えてそれがとてもいい感じだった。
平日の昼間だというのにかなりの人出で、ここはいつ来ても喧噪に溢れ、それでいて枯れた風情のあるどこか懐かしい公園だ。
しばし散歩し、ここまで来たのだからまた学食を食べに東大まで足をのばした。
不忍池を渡って坂を登るともうそこは東大の敷地だ。
安田講堂の地下のトイレに入ると、おーこんなとこでもやっぱりトイレには落書きがあるんだな。
しかしかなり古くほとんど消えかけたその落書きをよく読むと「神は死んだ-ニーチェ」などと書いてある。
ありゃりゃーさすが東大、落書きの内容からして違うのか~。としばし感心。
宇宙船のような学食で食事をして帰りにもう一度トイレに。今度は個室に入った。
座るとそこにもやっぱり目の前にこんどは比較的新しい落書きがあった。
「ちんこビンビンラディン」
なんだかとても嬉しくなった。
帰り道は上野駅へ下りる坂道を道いっぱいに積もった落ち葉を蹴散らして歩いた。
舞い上がった落ち葉が冬の早い夕陽を浴びて名残惜しそうにくるくるとらせんを描いて落ちていった。
いくつになってもうれしいデゴイチ 日本に生まれてよかった