自民党総裁選を前にして、いよいよ政界やメディアの動きがめまぐるしい。中でも「靖国」をキーワードにしたせめぎ合いはすさまじく、8月15日には一体どうなってしまうのか、その行方が混沌としていてこう言っては何だが非常に面白い。
そんな中、ついに反対派が最終兵器だ!ってな勢いで出して来たのが「昭和天皇の証言」とされるメモ。何故これがこんなに大騒ぎになっているんだ?
これを見て俺には思うところがいくつかある。
まず仮にこれが本当だとしても、天皇陛下がそう言ったからと言って、個人的心情で参拝する小泉首相に参拝をやめさせる理由には全くならない。
問題はそれ以前。
これって手帳に全く別の紙で後から貼付けられていたんだろ?
おまけに主語がないので誰の発言かすらもわからない。
まずはその真偽の検証から始めるべきが筋なのにいきなりドーンと報道してしまった。しかもこの時期に。
誰もが気付くこの三点だけでもどう見ても怪しさ満点だと思うのが普通の感覚ではないかい?
万が一これがもし何者かによる捏造だという事が判明したらこれは大変なことになる。
それこそ永田メールどころの騒ぎではなくなるんだが、大丈夫なのか?
って俺が心配してどーする。
慎重かつ綿密な検証を待ちたいところ。
ちなみに俺は8月15日には参拝しない。
何故なら、
別の日に行くから。