チェリーの音楽幕府

音楽の話題が多いと見せかけてそうでもない

日本を冷やそう!!!

夏真っ盛り~!この暑さを満喫するぞ~!!!・・・と盛り上がっていたのだが、ちょっとそれどころではなくなってきたな。

40.9℃ってなんだよ!!!??? 

俺自身は相変わらずクーラなしの生活をしているのにもかかわらず意外に平気だったが、さすがにあの日の夜、仕事中に余りの暑さに部屋の温度計を見たとき、深夜3:00amに室温が35℃あったのはビビった。そして連日あれだけうるさかった蝉が不気味なほどパッタリと静かになった。

暑さしのぎにプールに行っても、水温32.8℃! 温水プールよりあったかいよ!!!

この炎天下の中、屋外で作業をしている人は本当に大変だと思う。高校球児も大変だ。どうか皆さん、くれぐれも熱中症には気をつけて!!!

この暑さ、常軌を逸している。

常軌を逸しているといえばマスコミの朝青龍報道。

一人の人間の人格をみんなでよってたかって徹底的にズタズタに貶めてどうするつもりだ。今までこれほどひどい公開イジメがあっただろうか。

何より許せないのがテレビで「街の声」と称して無責任な意見を垂れ流す行為と、無責任な「コメンテーター」と呼ばれる人々。この人たちの一体どれほどが相撲を知っていると言うのか。朝青龍の人となりを知っていると言うのか。ほとんどの人がマスコミで報道されるネガティブなイメージだけで無責任に発言しているに過ぎないのではないか。『なんかよく問題を起こすちょっと生意気なモンゴル人』程度の認識ではないのか。そしてこの意見を編集するのはテレビ局。ある一定の方向へ「世論」として導くために恣意的にこうした意見を拾い上げて編集するのはお手の物である。

思えば数年前までのハワイ勢全盛時代の、パワー一辺倒の身体が大きい方が勝つ、というつまらなくなってしまっていた相撲を、スピードと技のキレで勝負する方向に変革したのがこの朝青龍である。朝青龍の登場によって身体のデカイだけの力士は淘汰され、相撲取りの身体が一気に引き締まって来た。俺はもう30年以上相撲を見て来ているが、朝青龍率いる今の相撲界は、確かに外国人力士が強くて若貴時代のような派手なドラマ性には欠けるが、相撲の取り組み自体は若貴時代よりもずっと面白い。それもひとえに朝青龍という類い稀なる才能を持った力士の出現によるものだ。

若貴がいなくなって急激に人気の落ちた相撲界を、長いこと一人横綱としてのプレッシャーに耐え続けて引っ張って来た功績は、何物にも代え難い。

普段相撲をよく見る人は、そんな彼のサービス精神旺盛さはよく知っているだろう。今回のチャリティーサッカーも、モンゴル政府や子供たちに乞われれば、怪我を押してでも無理して参加したであろう彼の性格は、相撲好きな人ならみんなよく知っているはずだ。

確かに怪我で巡業休場届を出していたというタイミングは悪かったが、それにしても巡業前のオフの期間の出来事である。決して「巡業をサボってサッカーをして遊んでいた」わけではない。それなのにここまでよってたかって徹底的に人格を否定されるのは、彼でなくても「何故?」と思うのは当然ではないか。

みんなこの暑さでどうかしてるんじゃないか?

みんなもう少し頭を冷やそうじゃないか! そして日本列島も冷やそうじゃないか!!!

朝青龍には静かな環境でゆっくり休んで怪我を完治させてもらって、今まで以上に強い横綱として復活してくれる事を心から望む!!!俺はずっと君の相撲を待ってるよ!!!!!

    もう一度この姿を見たい!!!