チェリーの音楽幕府

音楽の話題が多いと見せかけてそうでもない

12年ぶりの池の平

いつもの地元ふじてんを離れて今年の遠征スキーは池の平アルペンブリックスキー場へ。

折りしもコロナ禍でありオミクロン株が急拡大を見せている中、もし緊急事態宣言が出たら遠征を自粛するつもりだったが出ることはなく、「県をまたぐ移動のリスクは低い」という専門家会議直々のお達しも出たことで、そもそもリスクの低い自家用車移動ならば問題ないだろうと予定通り遠征することにした。

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堂々と聳え立つ妙高山の圧倒的な勇姿

池の平は縁あって毎年のように通っていた時期があるが、今回は実に12年ぶり!
15年くらい前の池の平は若いスノーボーダーにターゲットを絞り、安価なプランや様々なイベントを次々と打ち出して非常に活気があり盛り上がっていたものだが、現在はその当時の盛り上がりはすっかり見る影もなく、片田舎のローカルスキー場的な侘び寂び感が出ていた。
ゲレンデが空いているのは個人的にはとてもありがたかったが、当時お世話になった宿なども多くが廃業しているようで時代の流れを強く感じて寂しい限り。

今回泊まった宿はかつてのような民宿ではなく池の平アルペンブリックホテル。
ここも当時は非常に活気があったが、今はすっかり静かなホテルとなっていた。
が、このホテルの名物だった夕食バイキングはさすがにあの当時からはスケールダウンしているものの、それでもまだまだよく頑張っていると思った。
露天風呂の温泉もあるし、目の前がもうゲレンデなので移動が楽で本当に助かる。

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初日、昼過ぎに到着して早速滑り始めたが、午前中降り積もった雪が荒れてあちこちに吹き溜まりを作り、更にはひどいガスに覆われて視界が全く利かず、非常に滑りにくかった。
普段ふじてんのサラサラカリカリの人工雪にすっかり慣れてしまっていたが、そういえばモサモサフカフカの天然雪ってこうだった。

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しかし二日目と三日目はそれとは打って変わって見事なピーカン青空に晴れ渡り、雪質も程よくソフトでキレッキレで、自分が上手くなったかのように錯覚できる素晴らしい雪に恵まれた。

12年ぶりの池の平は天気も雪質も最高で、ゲレンデもふじてんにはない中斜面のロングランを心ゆくまで気持ちよく味わうことができて本当に楽しかった。

今シーズンはもう一度遠征を考えているが、今回があまりによかったので2回目もまた池の平に行ってみたくなった。