チェリーの音楽幕府

音楽の話題が多いと見せかけてそうでもない

30年遅れのバブル


松任谷由実 - リフレインが叫んでる

1988年。
時はバブル絶頂期、この曲が街中で流れていたのを覚えている。

この映像に出てくる若者たちはたぶん同世代だと思うが、こうしたDCブランドに身を包んでユーミンの音楽とともにバブルを謳歌する、今で言う「リア充」の若者のライフスタイルは自分には全く縁がなく、それどころか嫌悪の対象ですらあった。

しかし今こうして見ると何とも言えない切なさと甘酸っぱさが溢れてくる。

もしかするとその感情は、「羨望」の裏返しだったのかもしれない。

今の自分はといえば、ユーミンの音楽に遅まきながらどっぷりとハマり、冬はスキー、夏は海へと、当時ユーミンが提唱していたライフスタイルを30年遅れで踏襲しているに過ぎないのかもな。