チェリーの音楽幕府

音楽の話題が多いと見せかけてそうでもない

『おちょやん』から『おかえりモネ』へ

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『おちょやん』が終わった。主演が個人的に注目していた杉咲花ということで開始前から楽しみにしていた。
序盤はかなり面白くなりそうに思えたが、前半〜中盤はひたすら怒鳴り合いのドタバタの連続でやかましいばかりで、主役のキンキン声が耳に障り正直観るに耐えなかった。
中盤以降もどんよりした雰囲気が続き、劇中劇がやたらとダラダラ長い割にちっとも面白くなく、最終盤にようやく少しは持ち直してきたかな、というところで終わった。
期待していた杉咲花も時折「おっ?」と思わせる瞬間もあったが前半は気負いすぎが目立ち、終盤の枯れた演技になってようやく彼女らしい凄みが出てきた。
最大の収穫は子役の毎田暖乃さん。終盤に再登場してくれて嬉しかった。
ひとまず最後までリタイアせずに完走できたというだけでも、ここ数年の朝ドラの体たらくの中ではそれでもまあまあマシな部類に入るかもしれない。

やっぱり自分に朝ドラは向いてない、つまらんな〜、と毎回思って今度こそ観るのを止めようと思うが、次作『おかえりモネ』は主演が今自分が最も期待している若手清原果耶で脚本は安達奈緒子という、名作『透明なゆりかご』コンビときたらこれは今度こそ、今度こそは期待せずにはいられない。
輝ける期待の星清原果耶で失敗作を作ることはNHKとしても絶対に許されないので、ここは大きく期待を持ちたいところ。
来週が待ち遠しい。

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