チェリーの音楽幕府

音楽の話題が多いと見せかけてそうでもない

逸ノ城初優勝!

大相撲名古屋場所は平幕逸ノ城の初優勝!

思い返せば8年前に新入幕した時にはあわや新入幕で初優勝か!?というくらいの大旋風を巻き起こし、そのスケールの大きな相撲ぶりにすぐにでも大関横綱に駆け上がっていくのではないかと思われたが、その後は故障が多く、勝つ時は圧倒的に強いが負ける時はあっさりとムラのある成績が長く続いた。

そんな中でも体調のいい場所は優勝に近い成績を何度か残しているので地力のある力士であることには間違いなく、今回の優勝にもさほどの驚きはなく、ようやくかという印象。

その圧倒的な体格をフルに活かしたスケールの大きな相撲はとても魅力的なので、まだ29歳と若いのでこの優勝を自信にまた大関を目指してほしい。

その他の力士では優勝こそ逃したものの相変わらず照ノ富士の集中力は素晴らしい。

カド番だった大関正代は前半戦連敗し大関陥落確定かと思われたら、途端に強さを取り戻し連戦連勝であれよあれよで終わってみればの二桁勝ち越し。つかみどころがないが実に不思議で面白い力士だ。

その他では今場所も若手の台頭が目立ち、特に若隆景と若元春兄弟と霧馬山の鍛え抜いた身体能力を活かした粘りとバネのある相撲は実に魅力的だった。
こういう力士の相撲は見ていて本当に楽しい。今後のますますの活躍を期待したい。

後半コロナで休場力士が日に日に増えて行ったのはとても残念だった。
特に頑張っていた力士が不可抗力で休場を余儀なくされてしまうのは本当に気の毒なので、特例として来場所の番付は今場所出場した分の勝敗を15日分に換算して考慮するのはいかがだろうか。
例えば10日目まで6勝4敗で11日目から休場した場合、15日間に換算して9勝6敗扱いにする。
最後まで出た力士と途中休場した力士とがあまりにも不公平なので、番付据え置きというだけではなく、頑張っていた力士にはどうか特別の配慮をしていただきたいところ。
コロナ休場に関しては今後何らかのルール策定が必要だと思う。